メーカー職種解説
[ 組み込み系 ]
【転職コンサルタント監修】「組み込み系エンジニア」が知っておきたい転職のコツとは
ものづくりをするメーカーにとって、必要不可欠な組み込み系エンジニア。 この記事は、プロの転職コンサルタントが、「組み込み系エンジニアの転職成功のコツ」をお伝えします。
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組み込み系エンジニアへの転職をお考えの際はお気軽にご相談ください。
組み込み系エンジニアの転職難易度は高い?低い?
組み込み系エンジニアに対する求人意欲は高く、将来性も大いにあります
機器や装置を動かすために組み込まれているソフトウエアは、家電や自動車、工作機械など、幅広い製品に使われています。
これから日本の人口は、どんどん減っていくので、製造や物流、建設、外食などで、人手に頼らなくても作業できる機械が次々と開発されていき、新しい組み込みソフトウエアも次々と作られていくでしょう。
つまり、組み込み系エンジニアに対する求人意欲は今とても高いのですが、応募してくるエンジニアの数が不足しているのが現状です。
さらに、今後はすべての機械がネットでつながるIoTが世の中的に進めば、それに対応したソフトウエアを作る必要があります。AI開発においても、センサーなどを通じてビッグデータを収集するために、新たなソフトウエアを組み込む必要がありますよね。
このようにIoTやAIなどの新しい技術分野でも、組み込み系エンジニアは必要とされるので、将来性も大きいと言えます。
タイズは2005年創業のメーカー専門の転職エージェントです。メーカーに対する深い知見と企業様とのパイプには自信があります。在籍コンサルタントはメーカー出身者が多数おり、組み込みエンジニアの業務内容に関する理解と知見を持ち合わせております。
あなたが今すぐ転職を考えていなくても構いません。タイズでは無料の合格相談を受付しております。メーカーへの転職を少しでもお考えの方は、お気軽にご登録ください。
若手のエンジニアが不足している現状
組み込み系エンジニアの中でも特に若手エンジニアの数が少なく、これは長く続いた不況による新卒採用の抑制、新興国との競争のため海外に生産拠点を移転したこと、若手エンジニアの育成してきた中堅中小企業の減少などの原因が考えられます。幅広い経験が必要な組み込み系エンジニアでは、40歳~50歳代のベテランが全体の80%を占めているというデータがあるほどです。絶対数が少ない分、若手の組み込み系エンジニアは、逆に目立つ存在となり、重宝される可能性があるかもしれません。
組み込み系エンジニアの転職に有利なスキル・資格・経験とは
資格よりもまずは経験・知識が重要視される
資格よりも採用時に重視されるのは、何といってもまずは経験、次が知識です。求人案件で必須条件となっている開発言語は以下のいずれかが記載されています。
「求められる開発言語」
- C言語
- C++
- Java
- アセンブラ
言語はC言語が基本。次にJavaあるいはアセンブラが必須の求人もあります。加えてC++のスキルがあれば、最強です。
C言語はAI開発でも基本となっている言語のようですので、スキルを磨けば最先端技術分野にステップアップできるチャンスも出てくるでしょう。
組み込み系エンジニアの転職に有利な資格
もちろん、取っておけば、転職に有利な資格もあります。
ETEC
ETEC(Embedded Technology Engineer Certification:組込み技術者試験制度)は、 2006年(平成18年)末に一般社団法人組込みシステム技術協会(略称「JASA」)が開発し、運営する、組込み技術者向け試験制度です。
JSTQB
JSTQB は「ISTQB」(各国のテスト技術者認定組織が加盟している国際組織)の加盟組織として認定されているため、JSTQB の認定資格は世界的に通用する国際資格です。
その他、必要な技術知識
組み込み系ソフトウエアは、いろんな装置をつないで、電源を入れたり、切ったり、機械を動かすなどの役割を担っています。
だから、ソフトウエアの知識だけでなく、機械や電気、スイッチやセンサーなどのハードウエアの知識も必要となってきます。
幅広い知識が必要ですが、机上の勉強だけでは身につくものではなく、やはり経験を積んで、自分の知識を積み上げていくしかありません。
時間をかけて得た数多くの経験・知識が、組み込み系エンジニアの価値を高めるのです。
【転職コンサルタント監修】エンジニア不足で需要増!「組み込み系エンジニア」の仕事とは
組み込み系エンジニアに求められる資質とは?
組み込み系エンジニアはチームで仕事をするので、コミュニケーション力が求められます。組み込み系エンジニアは、製品の企画段階からプロジェクトに参加して、機械設計や電気設計のエンジニア、営業、企画と打ち合わせをしながら、製品づくりを行っていきます。また、生産機械を社内で作る業務では、現場の要望をしっかりと聞いて、開発に取り入れていく姿勢が求められます。技術スキルはもちろん、コミュニケーション力も組み込み系エンジニアに求められる大切な資質なのです。
組み込み系エンジニアの転職事例
20代後半 女性 Y.Tさん はじめての転職「成長できる環境を求めて」
転職理由
「現職は自分が担当できる範囲が限定的なので、成長に限界を感じていました。自分のスキルやキャリアを考えた時に、もっと上流工程の業務に携われる機会のある環境で今後はキャリアを積んで成長して行きたいという思いが強くなり、転職を決意しました。」
転職活動で強みになった経験・スキル
- C、
- C++
- テスト評価(ハードからソフトまで評価を担当。仕様書作成からテストの実施、不具合の解析まで一通りの経験)
年収
現年収:310万→転職後年収:380万
転職先
大手グループの機械メーカーが募集するソフトウェアSEに転職成功。
30代前半 男性 A.Hさん 2回目の転職「海外で働きたい思いが強くなり転職を決意」
転職理由
「1社目はプライベートの時間もないほど残業時間が非常に多く、働き方を改善するために転職をしました。現職ではソフト設計の仕事を一通りマスターし、今後は海外転勤や海外駐在を通してさらなる自己成長をしたいと思い転職を決意しました。」
転職活動で強みになった経験・スキル
- C
- C++
- 顧客との折衝経験
- TOEICスコア500
年収
現年収:400万→転職後年収:480万
転職先
海外拠点がたくさんある大手の家電メーカーに転職成功。現在は制御設計エンジニアとして、念願の海外での設備立上げ業務に携わる。
求人票だけでは、組み込み系エンジニアの実際の仕事はわからない
組み込み系エンジニアの求人票には、職種名も仕事内容も記載されていますが、実際の業務やどんな製品のどの業務を担当するのか、詳細なところまでは求人票の内容だけではわかりづらいかと思います。
自分のスキル・職務経歴とマッチして、すぐに活躍できる業務なのかを知った上で応募することで、実際に一次面接で話をしたら、全然分野が違っていたということも避けることができます。
最短で効率よく転職を成功させる、そんな組み込み系エンジニアの転職は是非転職エージェントをご利用いただきたいです。以下、3つのメリットをご紹介します。
組み込み系エンジニアの方が転職エージェントを利用して転職活動を行う「3つのメリット」
1.メーカー特有の技術職や企業に詳しいコンサルタントから求人案内を受けることができる
タイズは創業以来10年以上に渡って関西メーカーへの転職支援を行ってきた転職エージェントです。組み込みエンジニアのような技術職の専門知識をもったプロのコンサルタントが在籍し、あなたの希望条件をもとに、経験・スキルを活かせる求人をご提案させていただきます。また、一般の方が知らないような“隠れた優良企業”の求人も合わせてご提案させていただきます。
2.自力でサイトから探すよりも豊富な求人数の中から提案を受けることができる
タイズでは、すべての求人情報をサイトに掲載しているわけではありません。関西メーカーとの太いパイプにより、タイズだけに寄せられる「独占求人」や「非公開求人」も多数保有しておりますので、自力でサイトで探すよりも豊富な求人数の中から提案を受けることができます。実際、サイト上に公開している求人は全体の約20%ほどです。
3.書類作成や面接日程調整など、負担を減らすことができる(無料サービス)
転職活動は、企業研究や書類作成、先方との面接日程調整のやり取りなど、意外と時間が掛かるものです。特に在職しながらの転職活動の場合、現職が忙しくなってくるとついつい転職活動を中断してしまったり、企業研究がおざなりになってしまうこともあるでしょう。そうした事態に陥らないよう、転職エージェントは様々な形で転職活動をサポートしていきます。
あなたが今すぐ転職を考えていなくても構いません。タイズでは無料の合格相談を受付しております。メーカーへの転職を少しでもお考えの方は、お気軽にご相談ください。