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[ 転職準備 ]
転職方法の種類はこんなにある!「求人サイト」や「スカウト」など9つのやり方を徹底比較【2019】
そろそろ転職しようかな・・・何となく求人サイトだけ見ていませんか?就職活動の時とは違い、転職には活動方法がたくさんあります。今回は9つの転職活動方法の種類を比較・解説していきたいと思います!
目次
1.求人・転職サイトに登録する
2.スカウト登録をする
3.転職エージェントの無料サービスに登録する
4.企業の採用サイトから直接応募する
5.ハローワーク/職業紹介所に行く
6.派遣登録から正社員登用を目指す
7.転職フェアに参加する
8.土日選考会/1日完結型選考会に参加する
9.最新!マッチングアプリを利用する
10.効率の良いオススメの転職方法は?
1.求人・転職サイトに登録する
求人・転職サイトには、様々な業界の求人が掲載されています。多くの掲載求人の中から、勤務地や待遇、会社規模、業種など自分が希望する条件で手軽に求人検索することができます。
メリット
メリット1 | スマホやパソコンがあれば時間・場所を問わず転職活動が可能 |
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メリット2 | 求人掲載数が多い。幅広い選択肢の中から求人を選ぶことができる |
メリット3 | ブックマーク機能があるので隙間時間に求人を探してリストアップしておくなどの利便性あり |
スマホやパソコンがあれば、いつでもどこでも転職活動を進めることができる「手軽さ」があります。また、求人・転職サイトは求人の掲載数が多いので、幅広い選択肢の中から自分に合った求人を選ぶことができます。「ブックマーク機能」もありますので、隙間時間などに求人を探してリストアップしておくなどの利便性もあります。
デメリット
デメリット1 | 「実際の残業時間」「実際の年収」など具体的な情報が少ない |
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デメリット2 | 求人掲載数が多すぎるので、絞り込むのに苦労する |
デメリット3 | 学歴フィルターで非表示になる求人がある |
求人数が膨大であり、また求人サイトには「仕事内容の概要」「おおまかな年収」など限られた情報しか掲載されていません。「具体的な年収や昇給率」「実際の残業時間、社員のリアルな働き方」など具体的な情報がないまま、求人を絞り込まないといけないので、自分に合った求人を見つけることに苦労する可能性があります。
また、求人サイト、転職サイトによっては、学歴フィルターが設定されているケースもあります。その場合、せっかく技術力やスキルがあっても学歴だけで機械的に求人が非表示になってしまったり、応募しようとすると応募が締め切られた旨が表示されるシステムになったりするなど、応募できる求人が絞り込まれてしまいますので注意が必要です。
2.スカウト登録をする
「スカウト」は、自分のスキルや資格、経験などをサイトに登録することで、あなたの職務経歴に興味を持った企業や仲介会社から求人紹介を受けることができます。流れとしては、スカウト機能がある転職サイトや求人サイトに会員登録→職務経歴情報や学歴情報を入力→あとはスカウトメールやスカウト電話が届くのを待ちます。
メリット
メリット1 | 書類選考が免除される「面接確約求人」、面接回数が1回に短縮されるなど優遇される |
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メリット2 | 経歴を登録しておけば、後は待つだけでスカウトを受けることが可能なので便利 |
メリット3 | 「非公開求人」など世には出ていない人気求人の紹介を受けることもある |
書類選考が免除される「面接確約求人」や面接回数が1回に短縮されるなどの優遇されるケースがあります。また、経歴を登録しておけば、後は待つだけでスカウトを受けることができるという「利便性」があります。
さらにスカウトは応募が殺到するような好条件の非公開求人を紹介されるケースや、自分に興味を持った企業からスカウトされるため、採用後のミスマッチのリスクが少ないなどのメリットもあります。
デメリット
デメリット1 | いつまで経ってもスカウトされない可能性がある |
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デメリット2 | 自己判断で登録した経歴・スキルでしか判断されないため、何の情報を登録するか注意が必要 |
自分が持つ資格やスキル、経験に興味を持つ企業が現れるかどうかわからないため、場合によってはいつまで経ってもスカウトされません。また、価値が低いと自己判断して登録しなかった経験やスキルが、実は特定の企業にとって価値が高いケースもありますので、注意が必要です。
3.転職エージェントの無料サービスに登録する
転職エージェントは、転職希望者が持つ様々な希望や悩み、今後のキャリアアップの展望を踏まえた最適な求人を紹介し、企業との橋渡し役を担うサービスです。転職エージェントのサイトから登録し、担当の転職コンサルタントと面談します。
メリット
メリット1 | エージェントは実際に求人企業に出入りしているので、詳しい情報を聞くことができる |
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メリット2 | 希望する働き方やキャリアアップなどを相談した上で、最適な求人を探してもらえる |
メリット3 | 応募書類の添削や面接日程調整などをすべて代行してもらえる |
専門知識やノウハウを持つ転職コンサルタントに直接自分の希望や悩み、キャリアアップの展望などを伝え、最適な求人を探してもらえるため、企業とのミスマッチのリスクを抑えられます。実際に入社してからミスマッチに気づき、早期の転職を余儀なくされると、自分のキャリアに傷がつくため、事前の調査が欠かせません。その調査や自分に合うかどうかを、実際に求人企業に出入りして生の情報を持っている転職エージェントが判断・アドバイスしてくれることは大きなメリットです。
また、応募書類の添削や郵送、面接日程の調整や内定辞退の連絡なども代行してくれるため、働きながら転職活動をする人・忙しい人は利用するケースが多いです。
デメリット
デメリット1 | 自分が行きたい企業の求人を転職エージェントが取り扱っていないケースがある |
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自分が行きたい企業の求人を転職エージェントが取り扱っていないケースもあります。転職エージェントによって「関西に強い」「大手企業に強い」など特長があるので、自分の志向に合った転職エージェントに登録する必要があります。
4.企業の採用サイトから直接応募する
企業のホームページに記載されている求人募集から直接応募する方法です。気になる企業の求人募集を確認し、所定の方法で応募します。
メリット
メリット1 | 直接応募者が企業側にとっては一番採用コストが安く済む、と言う点で有利に立てる可能性がある |
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メリット2 | 企業の採用サイトにしか掲載されていない求人もある |
直接応募であれば企業側の採用コストが低くなるため、転職サイトや求人サイトを経由した応募者よりも優位に立てる可能性があります。また、転職サイト・エージェントを介さない分、スピーディーに動くことができます。また、中には企業が転職サイトやエージェントに依頼せず、採用サイトにしか掲載していない求人もあります。
デメリット
デメリット1 | 詳しい仕事内容や採用フローが記載されていないケースがある |
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デメリット2 | 書類作成、応募、面接日程調整などすべて自力で行う必要がある |
求人サイトのように待遇や詳しい仕事内容、応募から採用までの流れの説明などがなく、「まずはお問い合わせください」とだけ記載されているケースがあります。
また、直接応募となると、書類の郵送や面接日程調整などを直接企業の担当者とやり取りすることになりますので手間が発生します。
5.ハローワーク/職業紹介所に行く
ハローワークは、求職者と採用側の両方から一切の手数料を取らない国の職業紹介機関です。担当者に希望の業界や待遇、勤務地などを伝えることで、マッチした求人を紹介してもらえます。
メリット
メリット1 | 豊富な求人数から求人を探すことができる |
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ハローワークは、採用側の利用が無料なだけあって、業界を問わず非常に多くの求人が登録されています。そのため、自分に合った企業を見つけやすいと言えるでしょう。全国展開している大手企業、地域密着型の中小企業など、Uターンでの転職先も探しやすくなっています。
また、基本的に求人検索コーナーで求人を探しますが、スタッフに求人の紹介を依頼することも可能です。ただし、転職エージェントのように、採用担当者との連絡やスケジュール調整などは任せられません。
デメリット
デメリット1 | 求人に掲載されている情報が少ないケースもあり、応募には注意が必要 |
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デメリット2 | ハローワークまで実際に足を運ばなければいけない |
掲載されている企業が豊富なだけ、規模や売上高、待遇なども幅広いため、慎重に選ぶことが大切です。社会保険や超過勤務に関することが記載されていなかったり、総支給額は問題なくても基本給が非常に低かったりする求人もあります。また、ハローワークまで実際に足を運ばなければいけないという手間も発生します。
6.派遣登録から正社員登用を目指す
紹介予定派遣という方法があります。派遣社員として最長6ヶ月働き、その後に派遣先企業と本人との間で合意があれば、正社員として雇用されます。派遣会社に登録し、紹介予定派遣を希望する旨を伝えましょう。
メリット
メリット1 | 実際にその企業で働いた上で、正社員を目指すか検討できる |
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メリット2 | 書類上で判断されるのではなく、実際に働いて実力をアピールできる |
実際に、その企業で働くことで、社風や仕事内容など求人概要を見るだけではわからないことを体験できるため、自分に合っているかどうかを正確に判断できます。社内の仕組みなどを把握してから正社員として働けることで、プレッシャーも少なくなるでしょう。
また、自分の実力をアピールできるので、「応募書類の作成や面接が苦手なために、実力があるのに不採用になるリスク」を抑えられます。企業側としても、正社員として雇うに値する人物かどうかがわかるため、双方にメリットがあります。
デメリット
デメリット1 | 必ずしも正社員になれるわけではない |
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デメリット2 | 正社員になれるまでに時間がかかる |
紹介予定派遣は、必ずしも正社員になれるわけではなく、契約社員として採用される場合もあります。そのため、事前に求人概要を十分に確認することが大切です。また、最長6ヶ月の派遣期間があり、双方の合意をもって正社員に登用するという仕組み上、他の方法で転職活動をした方が早く正社員になれる場合もあります。また、合意がなければ正社員にはなれないため、最初から転職活動をやり直すことになるリスクもあります。
7.転職フェアに参加する
転職フェアとは、複数の企業が1つの会場で説明会を行うイベントです。企業ごとにブースが設置されており、希望のブースで採用担当者や社員から話を聞きます。また、キャリアアドバイザーによる無料相談など、様々な取り組みが行われています。
メリット
メリット1 | 採用担当者や社員と直接話せる |
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メリット2 | 求められている人材や会社の雰囲気、仕事内容など、より詳細な情報を得ることができる |
メリット3 | 思いがけない良い企業が見つかる可能性もある |
採用担当者や社員と直接話せることで、ます。複数の企業のブースがあることで、1日で様々な企業の話を聞けることもメリットでしょう。「少し興味があるが、詳しく調べるほどではない」といった企業の話も簡単に聞けるため、思いがけない良い企業が見つかる可能性もあります。
また、プロカメラマンによる履歴書写真の無料撮影、キャリアアドバイザーによる無料相談、転職関係の無料セミナーなどがある転職フェアの場合、1日で転職活動を大きく進められます。また、基本的に無料のため、転職活動にかかる費用負担を減らせることもメリットです。
デメリット
デメリット1 | 他の参加者からの質問が多くて本当に聞きたいことを聞けないケースがある |
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デメリット2 | 大規模なフェアの場合、人が多くあまり社員と話せないケースもある |
大規模の転職フェアは、人が非常に多く、企業のブースも大量に設置されているため、思っているほど充実した話が聞けなかったり、他の参加者からの質問が多くて本当に聞きたいことを聞けなかったりする場合もあります。
8.土日選考会/1日完結型選考会に参加する
現職が忙しく、平日の面接時間を確保することが難しい方などに向けて企業が週末などに実施する選考会です。大手企業が定期的に開催しているケースも多いです。
当日の流れは、「企業全体や募集ポジションの説明」⇒「面接」のケースが多く、企業への理解度を深めたうえで、スピーディーに面接に進むことができます。
また、週末に実施される選考会の中には、「1日完結型」の選考会もあります。
1日完結型選考会とは、通常は1次、2次と別日で分けて面接が進んでいくところを、短縮して1日で終わらせる形態の選考会です。「土日選考会求人」として求人サイトや転職エージェントが取り扱っているケースがほとんどですので、企業に直接せずとも、代行業者を経由して応募することも可能です。
メリット
メリット1 | 仕事がない土日に転職活動をすすめることができる |
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メリット2 | 時間がなくて企業研究ができなくても、説明会に参加することで企業理解を深めることができる |
メリット3 | その場で面接に進むことができるのでスピーディーに活動できる |
現職が忙しくてなかなか転職活動ができない、面接のための有給が取得できない、といった方も参加することができます。その場で会社説明を受けることもできますので、企業研究の手間もかからず、また希望すればそのまま面接に進むことができるのでスピーディーに活動できます。
デメリット
デメリット1 | 開催期間や定員があるのでこまめな情報チェックが必要 |
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開催期間や定員人数が決まっているので、定期的に開催情報のチェックが必要です。また、履歴書の持参が必須の選考会もあり、書類準備の早急な対応が必要になるケースもあります。
9.最新!マッチングアプリを利用する
最新の転職活動の方法として、転職版のマッチングアプリやサイトを使った方法があります。スキルや資格、経験、学歴などを登録することで、興味を示した企業からメッセージが届き、双方の合意があれば選考へと進める仕組みです。アプリによってマッチング方法は異なりますが、基本的には興味を示していることを相手に伝え、相手がそれに応えたら次のステップへ進む仕組みとなっています。スカウトよりも手軽感があるのが1つの特長ですね。
メリット
メリット1 | 別の方法で転職活動をしながら平行して利用できる |
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メリット2 | 中小企業やベンチャー企業からのマッチングを受けれる |
企業からのアプローチを待つ仕組みのため、並行して別の方法で転職活動を進められます。また、中小企業やベンチャー企業が利用しているケースが多いため、大手志向でない方にオススメです。
デメリット
デメリット1 | 利用している企業が少ない |
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転職サイトや転職エージェントと比べて、利用している企業がまだまだ少ないため、マッチ度が高い企業からアプローチがなかなか来ない可能性があります。また、中小企業、ベンチャー企業が登録しているケースが多いため、大企業への転職を目指している人にとっては、それほどメリットを感じられないでしょう。
10.効率の良いオススメの転職方法は?
どの転職方法が適しているかは、人によって異なります。例えば、現在の仕事が忙しく、転職活動をする時間を取れない場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。選考スケジュールの調整や企業研究ができる資料を送ってくれるなど様々なことを代行してもらえる他、相談にも乗ってくれるので焦ることなく理想的な企業への転職を目指せます。
「まずは、気軽に転職先を探したい」という人は、転職サイトに登録するといいでしょう。そのうえで、スカウト機能を利用して、企業からのアプローチを待つのもおすすめです。
まとめ
転職方法は、転職サイトやハローワークだけではなく、転職エージェントやスカウトなど様々な方法があります。是非自分に合った転職方法で理想の転職を実現して下さい。
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