業界トレンド
世界トップレベルの物流システム技術で倉庫を自動化!いま物流業界に転職する魅力とは?
こんにちは。メーカー専門の転職エージェント「タイズ」です。
今、Amazonや楽天などネット通販市場はどんどん拡大し、商品の物流量も加速度的に増えています。そんな中、物流業界での人手不足・労働環境の悪化は大きな社会問題にもなりました。
そこで、物流業界では人材不足や人件費の高騰に対応するため、ITやAIなど最新テクノロジーを活用、物流の効率化を図る「スマートロジスティクス」へ進化し、物流システムへの需要が非常に高まっています。
実際、どのような物流システムが導入されているのでしょうか? 物流メーカーの実態に迫ります。
タイズの強み
- メーカー特化型エージェント
- 技術職への深い知見
- メーカーとの太いパイプと
転職支援実績
目次
1.物流業界の動向と「スマートロジスティクス」
2.最新ニュース:ユニクロの物流システム導入事例
3.日本の物流システムメーカー企業を紹介
4.物流業界求人が増えている!物流業界で働く魅力とは
5.物流業界で求められるエンジニアスキルとは
物流業界の動向と「スマートロジスティクス」
「スマートロジスティクス」とは?
スマートロジスティクスとは、物流業務のすべてを最新テクノロジーによって自動化し、「物流コスト削減」「環境への負荷軽減」「物流品質の向上」の3つを実現するという考え方です。
どのような最新システムが物流現場に導入されている?
物流業務は大きく「倉庫業務」と「輸送業務」に分けられます。
<倉庫業務に導入される物流システムについて>
倉庫業務では、荷積みや荷降ろしを行うパレタイザ(機械式・ロボット式)、荷物を運ぶ自動搬送機や無人フォークリフト、注文を受けた商品をピッキングするロボット、様々な荷物の中から特定のケースを選び出す画像認識システム、センサーから得たデータを分析してレイアウトなどを最適化するAIなどが導入されています。
大手通販サイトの物流倉庫では、荷物の体積を入力すると、AIシステムがその商品のサイズにもっとも適した棚を選択して、保管するように指示を出しています。
今では90%以上の業務が自動化され、24時間稼働する物流倉庫が現実化するなど、倉庫業務においては省力化・効率化が急速に進められています。
<輸送業務に導入される物流システムについて>
輸送業務では、実用化にはまだ課題が多く残っていますが、自動運転のトラックやドローンの活用などが検討されています。
実際、日本政府はAIの商業化に向けて2030年を目途に物流業務を完全無人化するという目標を明記しています。
実際のシステム導入事例:「ユニクロが導入!マテハン業界トップの(株)ダイフクが開発した物流倉庫」
ファーストリテイリング(※ユニクロを傘下に持つ持ち株会社)は、マテハン業界トップ企業(株)ダイフクと提携し、東京有明にある物流倉庫に、ダイフクが開発した最新自動化設備を導入。これにより、業務の90%以上が自動化され、生産効率も大きく改善されました。具体的に、作業スタッフが行うのは配送前の商品を集めるピッキング作業のみで移動距離は0歩。トラックへの荷積み・荷降ろし、仕分け、棚への保管、ピッキング、梱包、箱の組立、配送先別の仕分けなど業務のほとんどを自動化しています。これまで100名必要だった人員は、わずか10名でできるようになりました。
ダイフクが開発したこの倉庫は2~3年以内にファーストリテイリング 世界各国の拠点倉庫に展開される予定です。
物流システムメーカー 企業紹介
物流の自動化に貢献する、物流機器の世界的な関西メーカー企業を2社ご紹介します。
株式会社ダイフク
ダイフク社の⼀時保管・仕分けシステム「SPDR(スパイダー)」
1937年に大阪市で製鉄用鍛圧機械を製造するメーカーとしてスタートしたダイフクは、1950年代、自動車メーカーの工場に、日本初のウェブ・コンベアを納入。80年代以降は半導体や液晶の工場に生産システムを納入。近年では小売や通販に物流システム、空港には手荷物搬送システムなどを納入し、その他、食品、医薬品、流通、運輸業界にも数多くの顧客を持ち、世界市場にも業容を拡大。物流業界の搬送機器(マテハン)メーカーとして、世界トップのシェアを獲得しています。
【会社概要】
- 所在地 〒555-0012 大阪府大阪市西淀川区御幣島3-2-11
- 資本金 318億6,530万円(2018年3月末時点)
- 売上高 連結: 4,049億円 単体: 1870億円(2018年3月期)
- 純利益 連結: 290億円 (2018年3月期)
- 従業員数 連結: 9,193人 (2018年3月末時点)
ダイフクのついてさらに詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。専門のコンサルタントが転職のコツを解説しております。
ダイフクで現在募集中の求人一覧はこちら
オークラ輸送機
オークラ輸送機社の高速仕分けシステム・ユニソーター
オークラ輸送機は、1927年兵庫県加古川市で大庫鉄工所としてスタート。1955年に量産型グラビティコンベヤ「コロコンキャリー」を開発・発売。大量生産を進めていた家電業界に採用され、大ヒットとなり「コンベヤのオークラ」としての事業基盤を築きました。以来、様々なコンベヤを開発し、あらゆる業界で使われています。1964年には国内初となる自動でパレットを積むパレタイザを開発。この製品でオークラの技術力の高さが広く知られるようになり、物流機器メーカーの最大手として成長するきっかけとなりました。1988年医は高能力仕分けシステム「ユニソーター」を開発。流通業界の効率化に大きく貢献。パレタイザやコンベヤは業界トップクラスのシェアを誇っています。
【会社概要】
- 本社所在地 〒675-8675 兵庫県加古川市野口町古大内 900番地
- 資本金 13億3056万円
- 従業員数 507名(2019年3月末現在)
- 売上高 304億7400万円(2019年3月末現在)
- 純利益 11億9900万円(2019年3月末現在)
オークラ輸送機で現在募集中の求人一覧はこちら
タイズの強み
- メーカー特化型エージェント
- 技術職への深い知見
- メーカーとの太いパイプと
転職支援実績
今、物流業界の求人が増えている。物流業界で働く魅力とは
Amazonを筆頭に、最先端の物流システム構築がビジネスの成否を大きく左右する時代となっています。AIやIoTといった最先端技術がどんどん取り入れられて、その進化はさらにスピードを増しています。こうした進化を続け、市場が拡大する業界で働くことは、そこで働く人々にとって、仕事の醍醐味を感じられるフィールドになるはずです。
さらに物流機器システムは、世界市場において日本メーカーのシェアが高く、技術力やノウハウの高さも最高水準です。日本レベルが世界のトップレベルなので、ここで得られるスキルや経験は、働く人々にとっても大きくスキルアップ、ステップアップできるチャンスに恵まれているはずです。
こんなスキルを持ったエンジニアが求められている
物流機器の開発を担当するハードエンジニアには下記のようなスキルを持った人材が求められています。
- 回路設計
- 制御設計
- 機械設計
- サービスエンジニア
さらに、次世代の完全自動化に向けて、ソフトウエア開発やAI・VRといった最先端技術のスキルを持ったエンジニアにも多くの求人が集まっています。
- ソフトウエア開発
- AI
- VR
また、タイズでは実際にタイズ経由で某大手マテハンメーカーに転職成功された方へインタビューを実施しております。併せてご覧ください。
マテハンメーカーに興味のある方はぜひタイズにご相談ください。メーカー転職のプロ集団「タイズ」があなたの転職活動をサポートします!
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