【メーカー 優良企業】の見分け方・転職するには?

「優良企業」に転職したい・・・。でも優良企業って、どうやって見分けるの?そもそも優良企業の基準って何?という疑問を持つ皆さんに、見分け方や選び方を解説します。

<目次>

1.優良企業とは?
2.優良企業の探し方~転職活動編~
3.自分にとっての「優良企業」とは何か、条件を決めてから企業研究を進める
4.自分に合った優良企業の求人を探そう!

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優良企業とは?

優良企業に転職したいと思っていても、「当社は優良企業です!」というフレーズには、引いてしまう人も多いのではないでしょうか。一方的な情報に惑わされず、自分の中に客観的な基準を持って、良い企業を見分けたいものですよね。

◎優良企業の基準はさまざま

ひとくちに優良企業と言っても、何に基準を置くかで、その中身は大きく変わります。基準とされることの多い「事業」「働きやすさ」「待遇」という3つの観点でみてみると・・・

・事業

安定性がある、収益性が高い

独自の技術やサービスといった強みを持っている

事業拡大に向けて海外展開などにも積極的に取り組んでいる

社会貢献性の高い事業を展開している

・働きやすさ

離職率が低い、平均勤続年数が長い

ワークライフバランスがとれている、推進している

福利厚生が充実している

平均残業時間が短い、有給消化率が高い

・待遇

年収が高い

有給取得◯日以上

明確なキャリアパスがある

本当にさまざまな基準があることがわかります。そして、全てを満たす企業はほとんど存在しないと言っても過言ではありません。だから、巷では優良企業と称される会社でも、「安定性の面では優良だけど、職場環境はイマイチ」とか「待遇面では優良だけど、事業の将来性が不安」といったことが、ままあるわけです。

優良企業の探し方 ~転職活動編~

①転職サイトの優良企業特集を見る

各転職サイトの優良企業特集は、手早く情報収集したい時に便利です。ただし、そこでの「優良企業」の定義は、あいまいな場合があることも覚えておきましょう。「年間休日◯日以上」「離職率〇%」「平均勤続年数〇年」「ボーナス〇ヵ月分」など、できれば明確な選出基準を掲げている特集を見て、どの項目において「優良」であるかを確認してください。

②ホワイト企業認定を受けているか確認する

経済産業省の健康経営優良法人(ホワイト500)、厚生労働省の安全衛生優良企業(ホワイトマーク)などの認定を受けているか、確認するのもひとつの方法です。いずれも、国が定めた基準(ワークライフバランスや健康づくりなど)をクリアして初めて取得できる認定マークですから、信頼度の高い指標と言えます。特にホワイトマーク認定は、「過去3年の有給消化率70%以上」など、70項目以上の厳しい認定基準が設けられていることで知られています。

興味をもった企業のサイトで認定マークの有無を確認するか、もしくは省庁のサイトで認定企業一覧を確認してみましょう。

③IR・ニュース情報を見る

上場企業であれば、サイト上でIR情報を公開しています。その中で特に決算説明会用の資料は、財務状況や今後の事業戦略などを、図表も交えつつ分かりやすくまとめていることが多いです。収益はどう推移しているか、成長性はあるか、自分が入りたいと思っている事業部門に将来性はあるか、さまざまな面から確認することができます。

また、主要なニュースサイトに大抵ついている検索機能も、使える情報源です。興味を持った企業名を検索すれば、ここ最近の展開や取り組み、出来事などをまとめて確認できます。

④企業の採用ページやインタビュー記事を見る

企業サイトの中に設けられている「採用情報」のページは、その企業独自の魅力や強み、社風や働きがい、求める人物像、企業理念などが分かりやすくまとめられています。企業の「考え方」や「文化」が、採用情報ページに現れます。

また、転職サイトなど外部のインタビュー記事も参考になります。人事や事業部のキーマン、実際に入社した転職者が語るエピソードを通じて、その企業の考え方や雰囲気、働きかたと働きがい、転職満足度などを読み取ることができるでしょう。

こちらもぜひ参考にしてください→タイズマガジン「企業インタビュー」を読む

自分にとっての「優良企業」とは何か、条件を決めてから企業研究を進める

優良企業の定義は幅広く、事業軸・待遇軸・仕事軸など「」をどこに置くかでも変わります。その中で自分にとっての優良企業を探し出すには、自分が何を重視するかという「」、そしてそれらの優先順位を明確にしてから、業界・企業研究を行うことが大切です。事業の成長性か?ワークライフバランスか?仕事の内容か?・・・明確な条件を決めてから、興味のある企業を絞り込んでみてください。

さらに、絞り込んだ「自分にとっての優良企業」の中から、「自分と相性の合う企業」を選択できれば、より理想的です。

実際にその企業で働いている人に会ってみたり、またはその企業に出入りしている取引先や転職エージェントに、話を聞いてみることをオススメします。「生の声」を聞くことで、インターネット上の数値やPR文だけでは分からない本当の社風や、働く社員の雰囲気なども見えてきます。そうした、生きた情報も含めて総合的に判断しましょう。

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安達 篤史

株式会社タイズ

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