試用期間中に退職したくなった場合は？気を付けたいこと、退職理由例

やむを得ない事情で、正式な採用になる前段階、試用期間中に会社を辞める場合の注意点を解説します。

 

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目次

試用期間中に退職を思い立たときの注意

試用期間の即日退職はNG

「自主退職」と「合意退職」について

試用期間中に退職した場合の給与支払いについて

退職届の提出は絶対に必要なのか

試用期間中の退職理由

試用期間中の退職は次の転職活動で不利？履歴書に書く必要はある？

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試用期間中に退職を思い立った時の注意

試用期間中であっても、「社風が合わない」、「入社前の想定と働き方が大きく異なる」、その他、家族の事情等の理由で、退職を考えることは、ありえない話ではありません。

ここで注意したいポイントは、試用期間であるからといって、辞めたいその日に退職を申し出ること、即日退職をすることはNGです。

 

試用期間の即日退職はNG

正式採用ではなく、試用期間ではありますが労働契約は成立しているため、法律や会社のルールを守ったうえで退職する必要があります。

法律上では、退職予定日の2週間前に退職の申し出を行うことと定められていますが、会社の規定で「退職する場合は退職希望日の1カ月前までに退職を申し出ること」と定められている場合は、そちらの会社の規則に従わなければなりません。

 

注意①：試用期間中だからといって、電話やメールで退職意志を伝えて即日退社は絶対にNGです。

注意②：退職届を一方的に郵送で会社に送り付けて、そのまま会社に行かずに辞めるのも、絶対にNGです。

法律上のルールを確認した上で、退職を伝えるタイミングを考えましょう！

 

「自主退職」と「合意退職」について

試用期間中の退職には、使用者の同意や承諾が必要なく、労働者の一方的な意思表示（退職届の提出）により退職の効力が発生する「自主退職」と、（その後は退職届を撤回できないので注意）

退職願の提出によって合意解約を申し込み、使用者が受理することで申し込みの効力が生じ、使用者の受理前であれば退職届の撤回ができる「合意退職」（退職を撤回する可能性がある場合、退職届ではなく退職願を提出しましょう）

の2種類があります。会社によってどちらの退職に区分するかが異なります。

 

→いずれにせよ、退職届を提出してすぐに退職できるわけではないので、直属の上司など、できるだけ早く、直接伝えるようにしましょう。退職した後も転職した会社の取引先として、退職した会社との関係が続く可能性があるため、たとえ試用期間であっても退職する際のマナーはしっかり守って悪い印象を与えないよう心がけて下さい。

 

 

試用期間中に退職した場合の給与支払いについて

試用期間中に退職した場合であっても、働いた分の給与をもらう権利はあります。退職後であっても、給料が振り込まれているかどうか、確認するようにしましょう。

 

退職届の提出は絶対に必要なのか

自分の都合で退職をする場合、「退職したい」という意思表示のため、退職届の提出をオススメします。退職する意思を伝えるだけならば、家でも

 

試用期間中の退職理由

■「社風や雰囲気が合わない」

社風や雰囲気については、入社前に知ることが難しく、実際にその環境で仕事をしていく中でわかることが多々あります。もし働いてみて違和感が大きいのであれば、まずは上司に相談してみましょう。退職をしなくても、例えば同じ社内でも、部署や支店など、所属するグループによって雰囲気は変わるものです。社内の異動制度など、相談した上で、それでも解決が見込めず、働き続けることが難しいと判断した場合は、退職の意向を伝えるのも一つの選択肢かもしれません。

 

■「求めていた仕事ができなかった」「求めていた環境ではなかった」

仕事内容に関して、入社前に採用担当者や他の先輩社員の方と話していたとしても、ギャップを感じるということは少なくありません。このギャップに対して、例えば「他の職種にチェンジできないか相談する」など、自ら行動を起こして、ギャップ解消に向けて努力することも大切でしょう。しかし、どうしても「自分がやりたい仕事ができない」ということであれば、退職の意思表示をするのも一つです。

 

試用期間中の退職は次の転職活動で不利？履歴書に書く必要はある？

試用期間中の退職であっても、履歴書の職歴欄には書いてください。

試用期間中の退職はマイナスイメージになりますので、「できれば短期離職した経歴を隠して転職活動をしたい」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、履歴書には自身の経歴を正しく記入してください。求人応募後に、何らかの理由で未記載がバレた場合は、経歴詐称と判断される可能性もあります。なぜ試用期間中に退職することになったのか、納得感のある理由を伝えることで、短期離職のマイナスイメージをカバーしましょう。

 

できれば次の転職先が決まってからの退職をオススメします。

試用期間中の退職は、次の転職活動の際、書類選考や面接で不利になるケースもあります。企業側に、「なぜこんな短期間に離職しているのか」「ストレス耐性や持続力に問題があるのでは」など懸念を抱かれやすく、前回の転職活動時よりも、転職の難易度は上がる可能性が高いです。「どうしても今すぐ辞めないといけない」と言った理由がない限り、次の転職先を見つけてから、辞めることをオススメします。

 

試用期間中の退職を隠せば、次の転職活動でも不利にならないのでは？と思われる方もいるかもしれません。しかし、前職を退職してから現在まで期間が空いている場合は、「離職期間が長いけど、一体何をしていたんだろう」「他の企業から、不採用通知ばかりうけているのではないか」といった疑問や懸念を抱かれる可能性もあります。ですから、ここは正直に、ご自身の経歴を話すことをオススメします。

 

まとめ

試用期間中の退職は、できれば避けたいところです。次の転職活動の難易度も上がってしまう可能性もあります。「今のタイミングで退職するべきなのか」、「退職しないと解決できない問題なのか」ということを、慎重に考えて、行動しましょう。

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