転職の秘訣
未経験からWeb業界への転職|主な職種と転職を成功させるコツを解説
Web業界は、多彩な職種とともに日々成長を続け、需要がますます高まっている分野です。企業は優秀な人材を求めており、未経験者でも比較的挑戦しやすい環境が整っています。
タイズで取り扱っている求人にも、メーカー企業のさまざまなWeb関連職種が含まれており、転職市場も活気にあふれているといえるでしょう。
本記事では、Web業界への転職について紹介します。主な職種やサービスのほか、転職に有利な資格やスキルなども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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01. 未経験でもWeb業界に転職できる
Web業界は専門性が高く、豊富な経験やスキルが求められるイメージがありますが、未経験でも転職は可能です。
Web業界とは、Webサイトやサービスの制作をおこなう分野で、Webデザインやマーケティングなどさまざまな職種があります。インターネットの普及やサービスの電子化によって市場規模は年々拡大しており、転職市場での需要も増加傾向です。
未経験から転職を成功させるためには、Webに関する最新のトレンドや専門知識を学び、職種ごとの対策をしっかりと練ることが重要になります。希望する職種にあわせて対策を考え、転職活動に取り組んでいきましょう。
02. Web業界は8つのWebサービスに分けられる
Web業界は、主に以下の8つのサービスに分けられます。
サービス名 | 特徴 |
SNS | インターネットを使って人々との交流を促進するサービス |
ソーシャルゲーム | SNSをプラットフォームとするゲーム |
ポータル | インターネットの入口となるWebサービス全般 |
Web広告 | インターネット上の媒体に掲載される広告サービス |
eコーマス | インターネットを通して売買や契約をおこなうネット通販 |
キュレーション | インターネット上の情報を収集・選別・提供するサービス |
eラーニング | パソコンやスマートフォンを使う学習形態 |
電子書籍 | 電子データ化された書籍 |
Web業界はインターネットの急速な普及にともない、新しいビジネスモデルやサービスが次々と登場しています。それぞれのサービスに携わる職種も異なるので、どの分野に携わりたいのかよく検討してみましょう。
タイズの強み
- メーカー特化型エージェント
- 技術職への深い知見
- メーカーとの太いパイプと
転職支援実績
03. Web業界の主な5つの職種
Web業界を担う主な職種は、以下の5つです。
- Webエンジニア
- Webマーケター
- Webデザイナー
- Webディレクター
- Webプランナー
それぞれ解説していきますので、業務内容を把握し、自分にあった職種を見つけていきましょう。
Webエンジニア
Webエンジニアとは、WebサイトやアプリケーションなどのWebサービスに関連するシステムの開発や保守を担当する職種です。主に以下の3つに分けられます。
種類 | 内容 |
フロントエンドエンジニア | ユーザーから見えるブラウザ部分の開発 |
バックエンドエンジニア | OSやデータベースなど情報管理システムの開発 |
インフラエンジニア | ネットワークの設計や構築、セキュリティ対策 |
フロントエンドエンジニアは、Webサイトのレイアウトやアプリケーションの入力画面を担当します。バックエンドエンジニアは、フロントエンドから送られてきたデータの処理や、データベースへの登録が主な業務です。
インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーの基盤を支え、安定したサービス運営を確保する重要な役割を担っています。
フロントエンジニアについては以下の記事で解説しているので、こちらもチェックしておきましょう。
フロントエンドエンジニアに未経験でも転職できる?必要なスキルや成功のコツを解説
また、インフラエンジニアについては以下の記事で解説しているので、気になる方はこちらも確認してみてください。
インフラエンジニアに転職するコツ|将来性や向いている人、平均年収を紹介
WebエンジニアはIT企業で多く募集されているイメージがありますが、DX化に伴いメーカーでも積極的に募集されています。メーカーはIT企業と比較すると、比較的残業も休日出勤も少ないため、ワークライフバランスを実現できます。
また、お客様を支援するIT企業と異なり、自社のために業務に従事することになるので、上流から下流まで携わることができるのも魅力のひとつです。
タイズでは大手・中堅メーカーを中心にご紹介しています。ワークライフバランスを実現したい方や上流から携わりたい方はぜひご相談ください
Webマーケター
Webマーケターは、Webサービスの販促活動やブランド認知向上のためのマーケティング活動を担当します。主な仕事内容は以下の通りです。
内容 | |
アクセス解析 | Webサイトの購入や問い合わせなどのアクセスを解析する |
SEO対策 | Webサイトを検索上位に表示させるための施策をおこなう |
広告管理 | Web広告を使って集客促進を図る |
SNS運用 | SNSを使ってユーザーを引きつける情報を発信する |
マーケターはインターネット広告やSEO対策などを駆使して、利益の最大化を目指すのが主な役割です。アクセス解析では、購入や問い合わせといったCVR(コンバージョン率)を向上させるための分析と改善をおこないます。
SNS運用は、InstagramやX(旧Twitter)などを活用し、魅力的なコンテンツを発信するのが主な業務です。コンテンツが拡散されると、予想以上の効果を得られます。
マーケティング職については以下の記事で解説しているので、未経験からの挑戦を目指す方はぜひ参考にしてください。
マーケティング職に未経験で転職できる?平均年収や成功のコツも解説
メーカーでもWebマーケティングの需要は非常に高まっています。メーカーはBtoBの企業が多いので、取引金額が大きく規模の大きいマーケティング業務に従事することができます。また、残業時間も少なく休日も多い企業が多いため、ワークライフバランスを実現したい方にはぴったりです。
タイズは大手・中堅メーカーへの転職支援を行っています。パナソニックやクボタよりベストエージェント賞を受賞するなど、高い実績があります。メーカーへの転職を成功させたい方はぜひご相談ください。
Webデザイナー
Webデザイナーとは、Webサイトのデザインやコーティングを担当する職種です。主な仕事内容は以下の通りになります。
内容 | |
ヒアリング・調査分析・企画 | コンセプトやターゲットなど細かくヒアリングする |
UI/UXの設計・制作 | Webサイトのデザインや仕組みなどを設計する |
HTMLやCSSのコーディング | デザインをもとにプログラミングをおこなう |
コーディングは一般的にエンジニアが担当しますが、企業やプロジェクトの規模によってはWebデザイナーがおこなうケースもあります。HTMLやCSSなど、プログラミングに関する基礎を学んでおくと、役立つ場面が増えるでしょう。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの構築においてチームの指揮を執る総監督です。主な仕事内容は以下の通りになります。
内容 | |
要求定義・要件定義・設計 | Webサイトの目的や目標を設定 |
スケジュール管理 | リリースまでのスケジュールを管理 |
メンバー編成 | 制作に必要な人員をアサイン |
運用・改善 | Webサイトのリリースと改善作業 |
Webディレクターは、企画の立案からスケジュール管理まで、プロジェクト全体の総括を担当する職種です。クライアントとの打ち合わせからはじまり、企画やコンテンツの品質管理など業務内容は多岐にわたります。
場合によってはプランニング業務を兼任し、クライアントへの提案やコンテンツ制作の取材をおこなうこともあります。
Webプランナー
Webプランナーは、Web制作の方向性を定め、企画や設計をおこなう職種です。主な仕事内容は以下の通りになります。
内容 | |
企画書の作成 | Web制作の方向性を決めて企画書を作成 |
クライアントとの打ち合わせ | クライアントからの要望やイメージをヒアリング |
Webプランナーは、WebディレクターとWebデザイナーの中間的な立ち位置にあり、Web制作の全体的な方向性を決定して企画を進めます。最初にクライアントと十分に話し合い、要望やイメージを固めた上で、企画書を作成するのが主な役割です。
04. Web業界の平均年収と業界の将来性
多様な職種が混在するWeb業界では、どのくらいの年収が得られるのでしょうか。業界の将来性とあわせて解説していきます。
平均年収
厚生労働省が運営している「職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag」によると、Web業界の平均年収は以下の通りです。
職種 | 平均年収 |
Webマーケティング | 645.5万円 |
Webディレクター | 551.4万円 |
Webデザイナー | 509.3万円 |
国税庁が公表した「令和5年分 民間給与実態統計調査」において日本の平均年収は約460万円であることから、Web業界はどの職種も平均よりも高い年収を期待できるでしょう。その中でも特に、Webマーケティングの平均年収が高くなっています。
Webマーケターの年収が高い主な理由として、人材不足が挙げられます。急速なインターネットの普及にともない、Webマーケティングの需要も急増しているものの、実際に活躍しているマーケターが少ないことが考えられます。
タイズのデータでは、Web業界の平均年収は以下の通りです。
大手企業(正社員) | 中小企業(正社員) | |
20代 | 429 | 390 |
30代 | 648 | 472 |
40代 | 740 | — |
単位:万円
引用:タイズ経由で転職成功された方の実績(2024年度)
Web業界で年収を上げるには、最新トレンドの把握やスキルの習得など学ぶことが大切です。スキルや実績次第で高い年収を狙えるので、常に新しい知識を得るようにしましょう。
将来性
1990年代後半のデジタル化により、生活を支える重要な存在として発展してきたWeb業界は、将来性の高い分野です。現在も急速に発展し、その重要性は増しています。
一方で、AIの進化により業務の自動化が進み、Web業界の衰退が懸念されています。しかし、デザインやマーケティングなど感性を必要とする分野の機械化は難しく、完全な自動化になる可能性は極めて低いといえるでしょう。
Web業界で長く活躍するためには、柔軟な適応力が重要です。業界の進化にあわせて、新しい技術を習得し続けましょう。
タイズの強み
- メーカー特化型エージェント
- 技術職への深い知見
- メーカーとの太いパイプと
転職支援実績
05. Web業界への転職に有利なスキルと資格
Web業界への転職で有利なスキルや資格は、希望する職種によって異なります。必ずしもスキルや資格が必要とは限らないものの、より専門的な知識を身につけたい場合は、積極的に取得を目指していきましょう。
スキル
Web業界の転職で活躍するスキルは以下の通りです。
- マネジメントスキル
- コミュニケーションスキル
- プレゼンテーションスキル
- 問題解決能力
マネジメントスキルはチームをマネジメントし、プロジェクトを成功に導くスキルです。コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルは、チームの連携を支える役割を担っています。問題解決能力は、スケジュール遅延やトラブル時に迅速な解決へと導くでしょう。
また、職種別で必要となるスキルは以下の通りです。
- アクセス解析
- プログラミングスキル(Java・PHP・Python・Rubyなど)
- Webマーケティングに関するスキル
アクセス解析やマーケティングに関するスキルは、主にWebマーケターやWebディレクターに必要なスキルです。プログラミングスキルはWebエンジニアやWebデザイナーにとって不可欠であり、転職時にも求められることもあるでしょう。
資格
Web業界は基本的に必須資格はないものの、スキルの証明として資格を取得するのもおすすめです。転職時に有利となる資格は以下の通りになります。
資格名 | 内容 |
ITパスポート試験 | 情報技術・経営・法律に関する基本的な知識を問う国家試験 |
Web検定 | Web業界で必要な知識やスキルを証明する資格試験 |
基本情報技術者試験 | ITエンジニアの入門資格で、情報処理技術者試験のひとつ |
ウェブデザイン技能検定 | Webデザインに関する技術や知識を証明する国家資格 |
HTML5プロフェッショナル認定資格 | HTML5を中心としたWeb技術に関するスキルを証明する認定資格 |
Web業界では職種ごとに幅広いスキルが求められますが、すべてを備える必要はありません。自身の強みに合ったスキルを身につけ、転職時にしっかりアピールしましょう。
エンジニアへの転職でおすすめの資格は以下の記事で解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
06. 未経験でもWeb業界への転職を成功させる4つのコツ
未経験でもWeb業界への転職を成功させる主なコツは、以下の4つです。
- 業界や職種の研究をおこなう
- ポートフォリオを作成する
- 資格の取得やスキルを身につける
- 転職エージェントを活用する
コツをしっかりおさえて、Web業界への転職を実現させましょう。
未経験からでも転職を実現できるポイントは以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもあわせて確認してみてください。
業界や職種の研究をおこなう
Web業界に転職する際は、業界や職種を徹底的に研究しましょう。業界研究の方法は以下の通りです。
- 企業のHPやSNSを見る
- 業界書籍を読む
- イベントに参加する
- 転職エージェントを活用する
情報収集は、自己分析や志望動機を考えるための重要な手助けになります。業界の長所や短所、求められるスキルを把握し、転職活動に役立てましょう。
タイズは他の転職エージェントと異なり、求職者と採用企業の両方を1人が担当する一気通貫型の体制を取っています。そのため、すべてのコンサルタントが企業や業界、職種に詳しく、非公開情報なども多く保有しています。転職成功につながる情報を多くお伝えできますので、転職成功率を高めたい方はぜひご相談ください。
ポートフォリオを作成する
Web業界への転職には、ポートフォリオの作成が有効です。ポートフォリオは、デザインやコーディングスキルを具体的に示す手段で、面接や履歴書では伝わりにくいスキルをアピールできます。
経験者はこれまでの作品をまとめてポートフォリオを作成しましょう。未経験の場合は、学んだことをもとに架空のプロジェクトを想定し、作品を制作してみてください。
資格の取得やスキルを身につける
未経験者だけでなく、経験者も新たに資格を取得したり、スキルを磨いたりすることが重要です。たとえば、以下の方法でスキルアップを図りましょう。
- プログラミングコードを学ぶ
- WebサイトやWeb広告を制作する
- 勉強会やセミナーに参加する
学んだスキルや知識は、実際に活用することが大切です。自身でWebサイトを作ったり、クラウドソーシングで実績を積んだりすることで、転職時に強みとしてアピールできるでしょう。
転職エージェントを活用する
自分にあった職種が見つからない、転職がスムーズにいかないと感じるときは、転職エージェントを活用するのもひとつです。転職エージェントに登録をすると、自身にあった求人の紹介や面接対策など、さまざまなサポートを受けられます。
Web業界は職種が幅広いため、プロのキャリアアドバイザーのアドバイスが重要です。利用料や登録料は無料なので、転職サポートを受けたい方はぜひ相談してみましょう。
実際にタイズで転職された方は、転職エージェントを利用して充実した転職サポートを受けられたと実感しています。詳しい内容を知りたい方は、以下の事例をチェックしてみましょう。
関西の企業限定で、自分の本当にマッチングした求人、会社だけを探して勧めてくれました。そして、募集しているとは知らなかった地元企業にスムーズに転職することができ、本当に良かったと思います。
気に入った求人があっても書類選考をなかなか通過することができず、これが限界かなぁと転職活動を断念しようと何度も思いました。
タイズは年収や勤務地などデジタルな部分だけでなく、社風などアナログな部分もマッチした企業や求人をご紹介しています。自分に合った企業や求人を紹介してほしい方はぜひご相談ください。
転職エージェントの活用で得られるメリットとデメリットについては、以下の記事で解説しています。転職エージェントの利用を迷っている方は、ぜひこちらも参考にしてください。
転職エージェントは使うな?メリット・デメリットや使うべき人を解説!
タイズの強み
- メーカー特化型エージェント
- 技術職への深い知見
- メーカーとの太いパイプと
転職支援実績
07. 自分にあった職種を見つけてWeb業界に転職しよう
Web業界は、デザイナーやディレクターをはじめとする多様な職種が存在する分野です。市場価値は年々向上しており、経験者はもちろん、未経験者でも転職しやすい環境が整っています。
転職を成功させるには、自身に適した職種を選び、有用な資格を取得するのが効果的です。自分にあった職種がわからない場合は、転職エージェントの利用を検討してみましょう。
タイズでは、大手メーカーや企業のWeb関連求人を多数取り扱っており、充実した転職支援を提供しています。Web業界への転職を考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。