転職エージェントの面談の流れ｜事前準備ややってはいけないことを紹介

転職エージェントに申し込んだ際、キャリアコンサルタントやアドバイザーと面談をおこないます。

面談の主な目的は以下の2つです。

• 信頼関係の構築
• 希望条件のヒアリング

最初にキャリアコンサルタントに向けて本心で話せるよう、信頼関係を構築に向けて面談を実施します。本心で話すことで、転職希望者の本当にやりたい仕事や目標、希望などを把握でき、条件にあった企業を紹介してもらえるようになります。

面談は自分にあった企業を紹介してくれるための第一歩で、転職エージェントを利用するうえでもっとも重要な工程です。

自分にあった企業を見つけ、転職に成功するためにも素直な気持ちをコンサルタントに伝えましょう。

なお、以下の記事で転職エージェントの利用を検討している人に向けて、利用するメリット・デメリットや転職活動にかかる期間を紹介しているので、あわせてお読みください。

転職エージェントは使うな？メリット・デメリットや使うべき人を解説！

転職活動の平均期間はどのくらい？スケジュールの流れを解説！【転職体験談あり】

転職エージェントの面談の方法は、以下の3種類があります。

• 対面面談
• 電話面談
• オンライン面談

転職エージェントによって面談方法が異なる場合があるため、それぞれの特徴を把握して面談に臨みましょう。

対面面談

対面面談では、転職コンサルタントに直接会って面談をします。

面談の場所は転職エージェントの会社にある個室や、カフェなどリラックスして相談ができる場所が指定されている傾向があります。

対面面談のメリットは、相手の表情を見ながら話せ、コミュニケーションがとりやすい点です。直接話すことで、相手のことがわかりやすくなり信頼関係を構築しやすくなります。

ただし、面談のために移動する必要があり、遠方に住んでいる人は参加が難しい点がデメリットです。

電話面談

電話面談では、電話越しでコンサルタントと面談をします。

携帯電話さえあれば面談を受けられるので、遠方に住んでいる人でも利用しやすいのがメリットです。対面面談のように移動しなくてもよいため、交通費を抑えられます。

ただし、電話では相手の表情がわからないため、適切なコミュニケーションが取れているか不安になることがあるでしょう。また、転職活動に関する資料や求人情報を共有するのが難しい点がデメリットです。

オンライン面談

オンライン面談は、ほとんどの転職エージェントで主流となっている面談方法です。ビデオ通話やオンライン会議ツールを利用して面談をおこないます。

ネット環境さえあればどこでも簡単に面談できるため、自宅でも利用できます。

電話面談とは異なり相手の画面を見られるため、表情や態度が把握しやすい点がメリットです。

ただし、オンライン面談は通信環境によって途切れる場合もあるので、事前に通信環境のテストをしてから参加しましょう。

メーカー特化の転職エージェントでもオンライン面談で、転職で叶えたいことやこれから歩んでいきたいキャリアパス、年収などの条件などヒアリングをおこなっています。Googleの口コミでも「ミスマッチがないように、個人の特性や要望にあった会社を紹介してくれる」といただいています。ミスマッチのない転職がしたい方はぜひご相談ください。

転職エージェントの面談は次の流れでおこなわれます。

1. 自己紹介
2. 経歴や職歴、仕事内容の確認
3. 転職理由・希望条件の共有 ]
4. 求人情報の紹介

それぞれの流れを把握することで当日スムーズに進みやすくなるため、ぜひお読みください。

1.自己紹介

まずは双方の理解を深めるために自己紹介をします。

転職エージェント側は求職者の基本情報を把握したいと考えているので、名前や職歴、学歴などを伝えましょう。

コンサルタントの自己紹介では、転職エージェントの特徴やサポート内容の紹介などをすることがあります。

コンサルタントに向けて質問することも問題ありません。得意な業界・職種やサポート実績などを聞き、コンサルタントが信頼できる人か確認しましょう。

2.経歴や職歴、仕事内容の確認

自己紹介が終われば、あなたの経歴や仕事内容を詳しく確認します。

経歴や仕事内容をチェックする理由は、以下のことを把握するためです。

• 得意な仕事
• 苦手な仕事
• 向いている働き方
• 向いている企業・求人

コンサルタントがヒアリングして聞くため、正直に答えるようにしましょう。

具体的なプロジェクトや取り組んだこと、チームでの役割などを詳しく伝えます。詳しく伝えるほど、コンサルタントがスキルや経験を適切に把握し、あなたに適した企業を紹介してくれます。

3.転職理由・希望条件の共有

どのような企業に入れば将来の目標が達成できるかを把握するために、転職理由や希望条件などを聞きます。

転職理由はネガティブなものもポジティブなものもどちらも伝えましょう。どのような働き方がしたいかキャリアプランやライフプランをもとに伝えましょう。5年後や10年後のプランを伝えられるようにすると、長期間働き続けられる企業を紹介してもらえる可能性が高くなります。

希望条件は、主に以下のことを伝えましょう。

• 転職を終わらせたい時期
• 携わりたい業界・職種
• 勤務地
• 転勤の有無・頻度
• 働き方（リモートやフレックスの有無・残業時間）
• 希望年収　など

経歴や希望条件などのヒアリングが終われば、転職市場のデータをもとに求人が紹介できるか確認します。

4.求人情報の紹介

経歴や希望条件にあった企業が見つかれば、面談中に求人情報を紹介してもらえます。転職エージェントによってはその場で出さず、面談後に求人情報を紹介する場合があるでしょう。

紹介する件数は複数の場合や1件だけに絞る場合など、コンサルタントによってさまざまです。

コンサルタントからは、求人情報をもとに以下のことを詳しく教えてくれます。

• なぜこの企業が合っているか
• 経営層の考え方
• 職場環境
• 残業時間　など

求人サイトに掲載されている情報だけではわからないことも教えてくれるのが、転職エージェントならではのメリットです。

メーカー特化の転職エージェント「タイズ」では、年収や勤務地などのデジタル面のマッチングだけでなく、社風やキャリアパスなどアナログ面でのマッチングも重視する「ベストマッチング」を掲げています。「志望する企業のポジションは表向きは求人の無かったが、潜在ニーズはあると交渉していただき、内定を得ることができた。」との口コミもいただいています。

ベストマッチングな転職をしたい方はぜひタイズまでご相談ください。

転職エージェントの面談の前に以下の5つの準備をしておきましょう。

• 自分のスキルや経験の整理
• 転職したい時期の把握
• 希望条件や転職で実現したいことの整理
• TPOにあった服装の用意
• 面談の日時・場所の確認

面談をスムーズに進めて自分にあった企業を紹介してもらうためにも、ぜひお読みください。

自分のスキルや経験の整理

事前に自身のスキルや経験を棚卸ししておき、コンサルタントに具体的に伝えられるよう整理しておきましょう。

スキルや経験を棚卸しする際は、これまでの経歴から具体的な業務を洗い出します。洗い出した業務から実践したことや工夫したこと、得られた成果なども明確にしましょう。

使えるツール（ソフトウェアなど）や仕事で覚えたスキルなどもメモしておくことをおすすめします。
最後に業務内容やスキルなどを確認し、自分の強みや弱みを整理しましょう。

なお、転職エージェントによっては事前に職務経歴書や履歴書を求められることがあります。事前に送っておくことでコンサルタントが面談前に経歴やスキルを把握でき、具体的なアドバイスやより適切な企業の紹介をしてもらえるためです。

書類の作成は必須ではないので、求められた場合に送りましょう。

転職したい時期の把握

いつまでに転職したいか明確に決めておきましょう。転職したい時期が明確になることで、コンサルタントがスケジュールを立て、求人を紹介してくれます。

「よい会社があれば転職したい」という場合は、その旨を担当コンサルタントに伝えるようにしましょう。場合によりますが、定期的にマッチしそうな求人を送ってくれることもあります。

転職は就活とは異なり、採用したらすぐに募集を打ち切ってしまうため、一度見逃すと応募できないおそれがあります。

そのため、長期的に転職活動を行いたい方は常にアンテナを張り、情報収集するようにしましょう。

希望条件や転職で実現したいことの整理

希望条件や転職で実現したいこと、キャリアプランなどは、事前に考えておくことをおすすめします。当日面談で考えてしまうと、考える時間が多くなり自分にあった企業の紹介は別日になる可能性が高いためです。

事前に決めておけば、当日スムーズにコミュニケーションを取れるため、コンサルタントもより正確な情報を把握でき、あなたにあったプランを提案してもらえます。

よりスムーズに面談を進めたい場合は、前日までに希望条件を伝えるとよいでしょう。事前にコンサルタントが希望条件を把握しておくことで、面談時により自分の希望条件にあった求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。

なお、希望条件やキャリアプランなどが明確でない場合でも、面談を受けても問題ありません。素直に伝えることでコンサルタントが一緒に考えてくれるので、面談で明確にしましょう。

メーカー特化の転職エージェント「タイズ」では、年収や勤務地などのデジタル面のマッチングだけでなく、社風やキャリアパスなどアナログ面でのマッチングも重視する「ベストマッチング」を掲げています。希望条件やキャリアプランが明確な場合でも、最適なご提案をさせていただきます。ぜひご相談ください。

TPOにあった服装の用意

転職エージェントの面談はスーツでなくてもよいですが、転職する意思があることを示せるよう、TPOにあわせた服装を用意しましょう。

基本的に私服やカジュアルな服装で面談に臨んでも問題ありません。ただし、ジャージやスウェットのような初対面の人の会う場にふさわしくない恰好は避けましょう。

寝ぐせをつけたまま面談に参加するのもよくありません。コンサルタントにマイナスな印象を与えかねないため、清潔感のある恰好にしましょう。

コンサルタントにマイナスな印象を与えてしまうと、よい求人を紹介してもらえないおそれがあります。コンサルタントは、企業に紹介するなら社会人として常識のある人がよいと考えているためです。

だらしない恰好の人を企業に紹介するのは信頼が失われるおそれがあるので、優良企業の求人を紹介するのを避けられるおそれがあるでしょう。

逆によい印象を与えられたら、コンサルタントからも本気で転職に挑んでいると判断してもらえます。優良企業を紹介してもらえる可能性があるため、面談にふさわしい服装を用意しましょう。

面談の日時・場所の確認

面談に遅れないよう、時間や場所を確認しましょう。面談に遅れてしまうと社会人としての基本ができていないと思われる可能性があります。

選考とは関係ありませんが、社会人として適切な行動をとることが大切です。もし面談に参加できる時間が遅れそうになった場合は、事前に連絡しましょう。

また、オンライン面談の場合はWi-Fiの接続と背景画面に注意が必要です。Wi-Fiの接続が正しくできており、途中で映像が途切れないか事前に確認しておきましょう。背景画面は自分の部屋が汚いと感じる場合は、あらかじめ別の背景画像を設定しておきましょう。

転職エージェントの面談では、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

• 本音で伝える
• 積極的に質問する
• コンサルタントとの相性を確認する

どの転職エージェントに依頼すべきか面談で判断したい方は、ぜひお読みください。

本音で伝える

希望条件にあった企業に入社し、キャリアプランを実現するためにも、本音で話すことが大切です。

見栄を張らずに転職の目的や希望条件を素直に伝えましょう。

リストラといった言いにくい理由だとしても、コンサルタントが背景を知ることで、よりよいサポートができます。

見栄を張ると本来の目的と異なる求人が紹介されてしまうおそれがあるので、自身の転職理由や実現したいことを本音で伝えましょう。

積極的に質問する

わからないことがあれば、すぐに質問するのがおすすめです。不安な点や疑問をすぐに解消でき、スムーズに転職活動を進められるようになります。

転職の流れや面接の内容など、気になったところがあれば聞きましょう。

とくに未経験職種へ転職したい場合は、面談で話しているなかで専門用語が出てくることが少なくありません。話についていけないまま面談が終わってしまうことを防ぐために、その場で聞きましょう。

事前に気になることがあれば、あらかじめ質問リストを作成しておくことをおすすめします。

コンサルタントとの相性を確認する

コンサルタントが自分にあっているかどうかを確認することも大切です。

相性がよければ納得感が生まれ、安心して転職エージェントを利用できるでしょう。

コンサルタントの相性を確認する際は以下のポイントから判断することをおすすめします。

• 親身になって話してくれるか
• 希望する業界や職種に知見がありそうか
• 信頼できるか

それぞれ確認し依頼してよいか判断しましょう。

転職エージェントによっては、あとからコンサルタントの変更が可能です。ただし、コンサルタントを変更すると転職活動の状況を再度から説明する手間ができるため、できるだけ最初の面談の時点で見極めましょう。

転職エージェントの選び方は以下の記事で紹介しているので、あわせてお読みください。

転職エージェントの選び方 －ホームページを比較する

転職エージェントとの面談でやってはいけないことを4つ紹介します。

• 経歴や給与を詐称する
• 愚痴や不満ばかりいう
• 過度な要求をする
• 熱意のない発言や行動をする

面談ですると印象が悪くなり、サポートしてもらえなくなる場合もあるのでしないようにしましょう。

経歴や給与を詐称する

面談で経歴や現職での年収などを聞かれたときに、嘘をつかないようにしましょう。経歴や給与を偽ると、適切な企業を見つけるのが難しくなってしまいます。

仮に嘘をついて転職できたとしても、経歴詐称が発覚したら内定取り消しになるおそれがあります。また、入社してもスキルが不足して業務がつらいと感じ、早期離職してしまうリスクもあるため、嘘をついて転職活動をしてもよいことはありません。

長く働ける企業を見つけるためにも、自分のスキルや経歴、年収などは本当のことを伝えましょう。

愚痴や不満ばかりいう

本音で話すことは大切ですが、前職や現職の愚痴ばかりいうのはやめましょう。不満ばかりではコンサルタントも適切な解決策を提示できないためです。

ほかの転職エージェントを利用している場合は、そのサービスの内容に対して文句をいうのもNGです。

愚痴が多く態度が悪いと印象が悪くなり、優良企業を紹介してもらえなくなるおそれがあります。

逆に印象が良いと、その旨を応募企業に伝えてくれることもあります。

過度な要求をする

転職エージェントに対してサービス以上のことを要求するのもよくありません。

たとえば、非公開の求人情報をしつこく要求したり、営業時間外に面談を依頼したりする行動はやめましょう。

コンサルタントのプライベートに関する情報を聞くこともやめましょう。コンサルタント本人に非常識な対応をしないことが大切です。

熱意のない発言や行動をする

転職エージェントのコンサルタントは多忙な人もおり、転職のやる気がない人に対しては時間を割けられない可能性があります。

転職の意思が低い発言をしてしまうと、対応の優先度が低くなり、連絡が来なくなるおそれがあるので気をつけましょう。

ただし、まだ転職するか明確でない人でも「転職したほうがよいか」「自分の適職はなにか」といった相談には対応してもらえます。

転職について丁寧にアドバイスしてくれるため、面談で転職するかどうか決めるのもひとつの手です。

タイズでは転職しないほうがいい人には、その旨をきちんと伝えます。また、長期的に転職活動を行いたい方にも、定期的にマッチする求人をご紹介しています。今すぐ転職を考えていない方やそもそも転職すべきか悩んでいる方は、ぜひタイズまでご相談ください。

転職エージェントの面談が転職成功につながった事例として、30代前半のH.Yさんを紹介します。

H.Yさんはもともと自動車部品メーカーで13年半法務の仕事をしていました。しかし、仕事内容を一通り担当してマンネリ感が出てきたことから、違うステージで挑戦したいという理由で転職を決意します。

転職情報では求人情報収集を探し、偶然行きたいと考えていた会社の採用代行会社がタイズだったため、タイズの転職エージェントを利用します。

タイズを利用し、コンサルタントと合計5回の電話面談をおこない、最初の1回は転職理由の話をし、残り4回は書類選考や面接の準備を中心にしました。

電話面談で選考に向けた準備をした結果、書類選考に通過し、面接でもアドバイスどおりに話した結果、OA機器等メーカーの法務職の内定を獲得できました。

現在では、転職先の環境に満足しながら働けています。

転職事例の詳細は以下のインタビュー記事で確認できるので、ぜひ参考にしてみてください。

30代前半でOA機器等メーカーの法務への転職成功事例・体験談

メーカー特化の転職エージェント「タイズ」では、年収や勤務地などデジタル面だけでなく、社風はキャリアパスなどアナログ面でのマッチングも行う「ベストマッチング」を掲げています。「書類も通りやすいように丁寧な添削をしていただき、1社書類が通過し、手厚い面接フォローで内定をいただけた」との口コミもいただいています。

ミスマッチのない転職を実現したい方はぜひご相談ください。

転職エージェントの面談で自分にあった企業を紹介してもらおう

転職エージェントの面談は信頼関係を構築し、希望条件をヒアリングするために実施しています。経歴や仕事内容、転職理由などを素直に伝えることで、コンサルタントがあなたの求めている条件にあった企業を紹介してもらえます。

転職エージェントの面談に臨む際は、事前にスキルや経験の棚卸しをしておきましょう。転職したい時期や希望条件なども明確にしておくことで、面談がスムーズに進みやすく、自分にあった企業を紹介してもらいやすくなります。

希望条件やキャリアプランが明確でない場合でも、面談でコンサルタントからアドバイスをもらうことで、転職してやりたいことが見つかるかもしれません。自分の経歴やスキル、希望条件にあった企業に転職するためにも、ぜひ転職エージェントを利用してみましょう。

なお、タイズではメーカーへの転職を考えている人に向けて、内定が取れるようサポートしています。求職者の希望条件やスキルにあった企業を紹介し、書類選考の添削や模擬面接などを通して内定率を高めています。

書類選考の通過率は40%以上という実績があり、職務経歴書の書き方がわからないという人も安心して利用できるでしょう。

内定が取れるまでのサポートをすべて無料で利用できるので、メーカーに転職したいと考えている方は、お気軽にご相談ください。