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SE(システムエンジニア)転職ガイド!おすすめ転職先と成功事例を徹底解説
システムエンジニア転職を成功させるためのポイントを徹底解説。SEにおすすめの転職先や実際の成功事例を紹介し、転職市場の動向や必要なスキルも解説します。キャリアアップや年収アップを目指す方に必見の内容です。
この記事は約39分で読み終わります。
「SEに転職したい」もしくは「SEから転職したい」と考えている方の中で、「どのようにしたら転職が成功するのか」といった漠然とした不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はSEの転職の全てと題してSEの仕事内容や転職事情、おすすめの転職先、成功事例などを紹介します。
SEに転職したい方やSEから転職したい方どちらにも参考になる情報となっていますので、参考にしていただければ幸いです。
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―目次―
1.SEとはどんな仕事?
2.SEに求められる5つのスキル
3.SEの仕事環境やワークライフバランスは?
4.SEが転職する理由
5.SEの転職で失敗する人の特徴
6.SEへの転職を成功に導く鉄則
7.SE転職の志望動機の作り方・書き方や例文を紹介
8.IT転職におすすめの資格
9.SE転職事例の紹介
10.SEの転職先としておすすめな職種はどこ?
11.SEの転職先として人気な業界はどこ?
12.SEの転職に関するQ&A
13.SEとして納得のいく転職を成功させよう
SEとはどんな仕事?
SEとはSystems Engineerの頭文字をとり、日本語ではそのままシステムエンジニアと呼ばれています。
SEはクライアントが望むシステムを開発する仕事を行う際のポジションの一つです。しかし、SEはIT業界の中核的な役割を担っていると言っても過言ではありません。
ここではSEの仕事内容を中心にSEの平均年収や将来性についても紹介しますので、SEの仕事に興味がある方は参考にしてください。
SEの仕事内容
SEの主な業務は、システムの設計・開発・運用です。顧客や社内の要望に基づき、どのようなシステムを作るかを考え、具体的な設計図を作成します。
その後、プログラマーと連携してシステムを開発し、運用を通じて問題がないかを確認します。具体的な業務は以下の通りです。
- 要求分析:クライアントが要求するものを分析、ヒアリングする
- 要件定義:システムに何を求めるか、クライアントと確認する
- 設計:どのような機能を持たせるかを計画する
- 開発:設計に基づいてプログラムを作成する
- テスト:動作確認を行い、問題があれば修正する
- 運用:実際に稼働させ、安定稼働を監視する
上記にもある通り、SEはプログラミングだけではなく、クライアントとのコミュニケーションも重要な仕事と言えるでしょう。
クライアントはシステム開発のプロフェッショナルではありませんから、ニーズを把握しながら、どのようなシステムにするのが最適かを柔軟に考える必要があります。
一方で開発の部分はプログラマーに依頼することも多く、プログラミングはSEではなく、プログラマーに全て任せる現場も存在します。
最後に開発したシステムのテストを行い、問題がなければ納品となります。保守運用やトラブル対応を行うのであれば、その後の対応も業務に含まれる場合があります。
SEの平均年収は?
SEの平均年収は422万円となっており、平均年収が458万円(令和4年分 民間給与実態統計調査)であることを考えると、平均年収よりも若干低い年収であると言えるでしょう。
年代別のSEの平均年収
年代 | 平均年収 |
20代 | 375万円 |
30代 | 494万円 |
40代 | 581万円 |
50代以上 | 607万円 |
参考:ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説
20代から30代、30代から40代は大きく年収がアップしますが、40代から50代はそこまで年収がアップしないことが伺えます。
これはSEのままだとさらに上流の工程に携わることができないため、早い段階で年収が頭打ちになってしまうためです。
年収を上げる場合はITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど、転職やキャリアアップを通じてSEよりも上流の工程に携われるようにして、年収アップにつなげましょう。
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SEの将来性
「IT技術の進化に伴う需要の拡大」や「多様な業界でのSEの需要」といった点から、システムエンジニアの将来性は非常にあると言えます。
まずは「IT技術の進化に伴う需要の拡大」についてですが、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、クラウドサービスといった新技術の普及により、それらを支えるSEの需要が増加しています。これらの分野は、今後も成長が見込まれるため、SEの働く機会はますます広がると考えられます。
次に「多様な業界でのSEの需要」ですが、SEは、IT業界だけでなく、多くの業界で活躍できる職種です。
たとえば、金融業界や医療業界、製造業など、あらゆる分野でシステムの導入が進んでいます。各業界でITシステムを使って業務の効率化やデータの管理を行うため、SEのスキルはどの業界でも重宝されます。
特に製造業では、製造プロセスの自動化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、工場内のITインフラ整備などでSEの需要が高まっています。
近年多くの製造業の企業がDXを進めており、今後さらにIoT(Internet of Things)やAIなどが導入されると考えられるため、製造業におけるSEの将来性は非常にあると言えます。
タイズはメーカー専門の転職エージェントです。IT化で将来性が高く見込まれる製造業でのSEの求人も豊富にございます。例えば、パナソニックやクボタ、TDKなど大手・中堅メーカーをご紹介しています。ぜひご相談ください。
SEに求められる5つのスキル
SEにはさまざまなプロジェクトに携わり、システムの設計や開発を行うため、幅広いスキルが求められます。
単にプログラミングができるだけではなく、チームメンバーやクライアントとのやり取り、プロジェクトの管理、問題解決力など、総合的な能力が必要です。ここでは、SEとして活躍するために必須となる5つのスキルを紹介します。
コミュニケーションスキル
SEにとって、コミュニケーションスキルは非常に重要です。システムを開発する際、クライアントのニーズを正確に理解し、チームメンバーと協力してプロジェクトを進めることが求められます。
誤解が生じると、システムの方向性が大きくズレてしまう可能性があるため、日々のやり取りを円滑に行う能力が不可欠です。
- 具体的には以下のようなコミュニケーションスキルが必要となってきます。
- クライアントの要望を正確にヒアリングする
- チーム内での意思疎通を円滑に行う
- 問題が発生した際の調整力
プログラミングスキル
SEにとって、プログラミングスキルは基礎的な技術といっていいでしょう。プログラムを書いてシステムを動かすことがSEの主な仕事のひとつであり、さまざまな言語に精通していると転職もしやすいです。
現場によって求められるプログラミング言語は異なってくるため、転職の際はどのプログラミング言語を使うのか事前に確認する必要があります。
SEで使う主なプログラミング言語
- Java
- PHP
- Python
- Ruby
- C言語
問題解決能力
SEは、システム開発の過程でさまざまな問題に直面します。そのため、問題解決能力が欠かせません。
システムにバグが見つかった場合や、要件に応じた設計がうまくいかない場合に、冷静に問題を分析し、迅速に解決策を見つける能力が求められます。
プロジェクト管理スキル
SEは、システム開発プロジェクト全体を管理する役割を担うことが多く、プロジェクト管理スキルが非常に重要です。
特に、大規模なプロジェクトでは、多くの関係者や複数の作業が絡み合うため、計画通りに進める力が求められます。
たとえば、開発の進捗状況を把握し、納期に間に合わせるためのスケジュールを調整したり、開発にかかるコストを把握し、無駄のない運用をしたりするといった管理スキルが必要です。
セキュリティの知識
近年、情報漏えいやサイバー攻撃のリスクが高まる中、SEに求められるセキュリティの知識はますます重要になっています。
システムが外部からの脅威にさらされないようにするため、基本的なセキュリティ対策を理解し、適切に実施する能力が必要です。
たとえば、不正アクセスを防ぐためのファイアウォールや暗号化技術の知識や個人情報保護に関する知識などが必要となってきます。
近年ではランサムウェア攻撃をはじめとしたインターネット上の不正な攻撃が多く、一度攻撃を受けてしまうと莫大な被害を被る可能性があります。
そのため、セキュリティの知識を勉強することはもちろん、日ごろからセキュリティへの意識を高めていきましょう。
SEの仕事環境やワークライフバランスは?
SEの仕事環境やワークライフバランスは、企業やプロジェクトによって大きく異なります。
IT業界全体では、スピード感のある仕事が多いため、時には長時間労働が発生することもありますが、一方でフレックスタイム制やリモートワークが進んでおり、柔軟な働き方を選べる場合も増えています。
ここでは、SEの残業状況や有給休暇の取りやすさについて、具体的な事例を交えて解説します。
SEは残業が多い?少ない?
SEの平均残業時間は、月13時間程度とされています。全職種の平均残業時間は12.8時間なので、他職種と比較して多くもなく、少なくもなくほぼ変わらないことが分かります。
ただし、企業によって残業時間に差があります。そのため、残業が是正されている企業であれば、SEも同様に残業時間が少なくなる傾向にあります。
SEの残業状況は企業やプロジェクトによって異なりますが、一般的に「忙しい時期」と「落ち着いている時期」の差が大きい職種です。
システムのリリース前や、トラブルが発生した際には、短期間で集中的に作業を進める必要があり、結果として長時間労働となることがあります。
また、一部企業では長時間労働が常態化しているところもあるため、転職する際は応募する企業の口コミなどを確認して、残業の状態がどうなっているかはしっかり確認しましょう。
上記のような情報をみると、「SEは残業が多く厳しい仕事環境では?」と感じてしまいますが、近年はリモートワークの導入が進んでいる企業も多く、勤務時間や場所に柔軟性が生まれています。そのため、時間に縛られず効率的に働ける環境も整いつつあります。
有休は取得しにくい?
SEの有給休暇取得率は、業界全体で見ると比較的低い傾向にありますが、企業によって異なります。
特に、大規模なプロジェクトに携わっている場合や、リリース前の時期には、有給休暇を取りづらくなることが多いです。一方で、日常業務が安定している時期には有給休暇を比較的取りやすい企業もあります。
有給が取得しにくいと言われている具体的な理由としては以下のようなものがあります。
- プロジェクト進行の影響
- トラブル対応
SEの仕事は、チームでの連携が重要なため、プロジェクト全体の進行に影響を与えないように休みを取る必要があります。
また、担当しているシステムにトラブルが発生した場合、急遽対応が必要になることがあり、休暇が予定通りに取れないことがあります。
ただし、有休取得を推奨している企業も増えてきており、働き方改革によって労働環境の改善が進んでいることも事実です。
有休が取得しやすい業種の紹介
有給休暇が取りやすいかどうかは、企業だけでなく業種にもよります。ここでは有給が取得しやすい業種の紹介をします。
現在、ワークライフバランスを理由に転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
業種別の有給消化率
業種 | 有給消化率 |
複合サービス事業 | 74.8% |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 73.7% |
製造業 | 65.8% |
サービス業 | 65.4% |
医療,福祉 | 65.3% |
学術研究,専門・技術サービス業 | 64.2% |
鉱業,採石業,砂利採取業、情報通信業 | 63.5% |
金融業,保険業 | 63.4% |
上記のように、有給消化率が一番高いのは複合サービス事業で74.8%、2番目に高いのは電気・ガス・熱供給・水道業で73.7%、3番目に高いのは製造業で65.8%です。しっかり休日を取りたいという方はこの3つがおすすめです。
以下では、有休が取りやすいSEに転職したい方へ、特におすすめな業種を紹介します。
製造業(メーカー)
製造業(メーカー)における有給休暇の取得状況は、比較的安定しており、他の業界と比べても取りやすい環境にあることが多いです。
特に大手メーカーでは、労働環境や福利厚生が充実しており、有給休暇の取得率が高い傾向があります。
また、残業削減やフレックスタイム制の導入をしているところも増えてきているため、家庭やプライベートとの両立がしやすい職場が増えてきているのが現状です。
例えば、住友電気工業株式会社では、年間の平均有給休暇取得日数は19.2日(2023年度)、取得率がほとんど100%と非常に高くなっています。
タイズは住友電気工業など大手・中堅メーカーへの転職支援を行っております。コンサルタントが求人企業の担当もしている分、求人企業の情報も豊富に所持しているので、実際の働きやすさについてもお伝えすることができます。ぜひご相談ください。
IT業界(特に社内SEやクラウドエンジニア)
IT業界でも、特に社内SEやクラウドエンジニアは有給休暇を取りやすい傾向にあります。
社内SEは、自社システムの運用や保守を担当するため、プロジェクトごとの負担が少なく、長時間労働が発生しにくいです。
また、クラウドエンジニアは、リモートワークが進んでいる企業も多く、場所や時間にとらわれず柔軟な働き方が可能です。
ただし、会社によっては有給が上手くとれないといった場合もあるため、口コミを確認するなど、事前に有給がとりやすい会社なのか確認は必須と言えるでしょう。
公務員
公務員も民間企業の従業員と同様に、有給休暇を取得する権利があります。公務員の有給取得に関して他の業界と異なるのは1年目の最初から有給が付与される点です。
また、地方公務員は有給取得率が61.5%、国家公務員は77.5%となっています。一方で民間企業の有給取得率は58.3%となっていますので、民間企業と比べると有給がとりやすい環境だと言えるでしょう。
SEが転職する理由
SEが転職を考える理由はさまざまです。職場環境や業務内容、収入の見直しなど、個人によって動機は異なります。
今回は以下の3つの転職理由にフォーカスして解説します。
- 給料や年収をアップさせたい
- 職場環境を改善したい
- 上流の工程を担当したい
社内SEの詳しい転職理由や面接対策をもっと知りたいといった方は以下の記事もご覧ください。
【面接対策】社内SEの転職理由5パターン 実例をもとに解説
給料や年収をアップさせたい
SEが転職を検討する最大の理由といってもいいのが「給料や年収をアップさせたい」です。
特に経験を積んだSEは、自分のスキルに見合った報酬を求める傾向があります。現在の職場での昇給が難しい場合や、スキルが市場で高く評価される場合、転職によって収入を増やすことが有効な選択肢と言えるでしょう。
まずは、転職の知識が豊富にある転職エージェントに相談することで、転職することでどれくらいの年収アップを見込めるのか、どれくらいの市場価値があるのか確認しましょう。
タイズでは製造業(メーカー)に特化した転職支援を行っております。書類選考通過率は40%と高い数値を誇ります(一般的には30%)。製造業(メーカー)のSEに興味がある方はぜひご相談ください。
また、転職以外にもSEが給料や年収をアップする方法としてはフリーランスとして独立するといった方法もあります。
しかし、フリーランスではSEとしての業務以外に営業や経理といった他の業務が必要になるのに加えて、収入が不安定になってしまう可能性があるので、慎重に考えるようにしましょう。
職場環境を改善したい
次に考えられるSEの転職理由は「職場環境を改善したい」です。SEの仕事は、プロジェクトの進行状況により、どうしても長時間労働が求められることがあります。
また、チームや上司との関係がストレスとなる場合もあり、これらが原因で働きにくいと感じる人もいらっしゃるでしょう。
転職する際に着目したいポイント
- リモートワークやフレックスタイム制を導入している企業
- 有給休暇が取得しやすく、育児休暇などの制度が充実している企業
- チームワークを重視し、オープンなコミュニケーションが取れる職場
- 残業時間が20~30時間以下の企業
職場環境を理由に転職を考えている方は上記要素などを企業の評価要素として転職活動してみると良いでしょう。
特に製造業は福利厚生に力を入れていますので、仕事環境を景気に左右されたくないといった方におすすめです。
上流の工程を担当したい
SEとしてキャリアを積んできた中で、上流工程に携わりたいと考える人も多くいらっしゃいます。SEよりも上流となるのはPM(プロジェクトマネージャー)です。
PMはSEの仕事の把握に加えて、企画を立案したり、チームを作成したり、予算や納期を決定したりします。他の業種でいう課長クラスとなり、決済の権限を持っていることが特徴と言えるでしょう。
上記のように責任が重い役職となってくるため、給料もSEに比べて大幅にアップします。
PMの平均年収は691万円となっており、年代別の年収分布は以下の通りです。
PMの年収分布
年代 | 平均年収 |
20代 | 507万円 |
30代 | 693万円 |
40代 | 836万円 |
50代以上 | 836万円 |
参考:ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説
PMは20代から507万円という他業種と比べて平均年収が大きいのが特徴です。一方で40代以降はそこまで年収が上がらない傾向であることが伺えます。
もし上流の工程を担当したいと考えている方は企画力やコミュニケーション能力、プロジェクト管理能力を磨きましょう。
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SEの転職で失敗する人の特徴
SEから他の職種もしくは同じSEに転職する際に失敗してしまう人には一定の特徴があります。
SEとしての転職は、スキルや経験が求められるだけでなく、業界理解やコミュニケーション能力が重要です。自分の準備不足で転職に失敗してしまってはもったいないので、以下で解説する項目を参考に転職の準備をしましょう。
自己分析不足
転職を成功させるために最も重要なステップの一つが自己分析です。自己分析が足りないと、自分の強みや弱みを把握できず、適切な企業や職種を選ぶことができません。
その結果、ミスマッチな企業に応募してしまい、仮に採用となったとしてもすぐに辞めてしまったり、仕事内容が合わずに不満に感じてしまったりする可能性があります。
上記のような失敗を避けるための方法としては以下を実行にうつしましょう。
- 過去の業務経験を振り返り、成功体験や課題を整理する
- 得意なスキルや興味のある業務領域を明確にする
- 転職エージェントに相談し、客観的な意見をもらう
自己分析がしっかりできていれば、自分に合った企業や職種を見極めることができ、転職の成功率を大きく上げることができます。
業界研究不足
転職先の業界や企業について十分なリサーチをせずに応募してしまうことも、失敗の原因となります。
特にSEは就職する業界によって作成するシステムが異なります。また、SEの仕事は技術革新が速いため、業界のトレンドや企業の使用している技術を理解しておくと面接時に有利になるでしょう。
業界研究不足が原因で転職を失敗してしまう具体例は以下となります。
- 応募企業が使っている技術や開発環境に関する知識が不足している
- 業界全体の動向を把握していないため、面接での質問に答えられない
- 入社後に、想定していた仕事内容や技術が異なり戸惑う
このような状況にならないために、以下の行動をとり、業界研究をしてみましょう。
- 応募企業の公式サイトや技術ブログをチェックする
- 業界のニュースサイトや技術雑誌を読む
- 実際にその企業で働いている人の話を聞く
- 転職エージェントから情報収集する
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スキルアピールのミス
SEの転職では、自分が何ができるかといったスキルアピールを行う必要があります。
しかし、アピールの方法を間違えると、自分のスキルを正しく評価してもらえません。具体的には、「相手に伝わりにくい専門用語を多用してしまう」、「成果を数字で示さない」、「自分のスキルが応募企業の求める要件とズレている」というミスがよく見られます。
上記のような失敗を避けるためには、以下のポイントを意識してスキルをアピールしましょう。
- 専門用語は簡単な言葉に置き換えて説明する
- プロジェクトでの具体的な成果を数値で示す
- 応募先の企業が求めるスキルに焦点を当てる
コミュニケーション不足
SEの仕事では、チームメンバーやクライアントとのコミュニケーションが非常に重要です。特に転職活動中、採用担当者とのコミュニケーションが上手くできていないと判断されてしまうと、一緒に仕事ができないと判断される可能性が高いです。
コミュニケーション不足による失敗例
- 面接で的確に質問に答えられない、ズレた回答をしてしまう
- 応募書類と一貫性がない
特に相手の質問に対してふんわりとした答えを返してしまったり、違う答えを出してしまったりするのはNGですので、注意しましょう。
面接時の具体的な対策は以下の通りです。
- 面接練習を通して、自分の考えを簡潔に伝える訓練をする
- 相手の質問に的確に答えるため、事前に質問を想定して準備する
転職エージェントでは、その企業からよくされる質問やポイントなども教えてくれます。面接に合格するためにも、転職エージェントに登録して対策するようにしましょう。
タイズでは、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策にも力を入れて行っています。他社のエージェントで転職活動が難航していた方でも、最終的にはタイズで成功された方も多くおられます。メーカーへの転職を成功させたい方はぜひご相談ください。
SEへの転職を成功に導く鉄則
SEへの転職で成功を収めるためには、いくつかの重要なポイントがあります。転職を成功に導くセオリーを外さなければ、転職が成功する確率を高めることができます。転職を成功させたい方は以下を参考にしてみてください。
SEへの転職のコツや求人を知りたいといった方は以下の記事もご覧ください。
ITエンジニア(Web・SEなど)の転職は難しい?成功させるコツや求人をご紹介!
転職エージェントを使う
転職エージェントを利用することは、SEとしての転職活動を成功させるための効果的な手段です。
転職エージェントは、業界の動向や求人情報に精通しており、転職者のスキルや希望に合わせて最適な求人を紹介してくれます。
また、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートも提供してくれるため、効率的に転職活動を進められます。
さらに一般には公開されていない優良な求人情報を得られるのも転職エージェントの大きなメリットと言えるでしょう。
タイズはメーカー専門の転職エージェントです。転職者の方のサポートをするコンサルタントが求人企業の担当を兼任しているので、より詳しい情報を転職者の方にご提供できます。これまで10万人の方の転職実績もございます。ぜひご相談ください。
自己分析
企業が欲しい人材と自分の強みが合致していると、転職は成功する傾向にあります。そのためには「自分に何ができるのか」といった部分を理解するため、自己分析をしっかり行う必要があります。
自己分析では、自身のこれまでの具体的な実績やスキルを整理することはもちろん、今後どのようにキャリアアップしたいのかといった将来の展望も考えておくと良いでしょう。
スキルアップを怠らない
SEの転職において、常にスキルアップを心がけることは非常に重要です。技術の進化が速いIT業界では、数年前の知識やスキルだけでは通用しないことも多くあります。
特に、システム開発の分野では、プログラミング言語やフレームワークなどの最新技術を習得しているかが採用の際の判断材料となる場合があります。
スキルアップの具体例としては以下の通りです。
- 新しいプログラミング言語や需要の高いプログラミング言語の勉強をする
- プロジェクト管理スキルを向上させる
業界研究の徹底
一口にSEといっても金融業界やゲーム業界など、さまざまな業界でSEの職が用意されています。
そのため、業界によって求められる技術や開発手法が異なるため、事前にリサーチを行うことで自分に合った職場を見つけやすくなります。
業界研究の効果的な方法としては以下のような方法があります。
- 専門機関や政府が発表している業界レポートを確認
- 企業のホームページやニュースをチェック
- 業界セミナーやイベントに参加
- 転職エージェントに登録して詳細を教えてもらう
また、自分にあう業界の探し方は興味のもてる業界や自分のスキルがマッチする業界、将来性のある業界などを探してみましょう。
SE転職の志望動機の作り方・書き方や例文を紹介
SEへ転職するもしくはSEから転職する、どちらの場合においても志望動機をしっかり作り込むことは、他の応募者との差をつけるために必要です。
志望動機がしっかりしていると、採用担当者に「なぜこの企業なのか」「なぜこの職種を選んだのか」を明確に伝えることができます。
ここではSE転職の志望動機の作り方や書き方、例文をパターン別に紹介します。
IT企業勤務から社内SEへ
社内SEは、社内のシステム管理やITサポートを担当し、業務効率化やトラブル解決に貢献する役割です。一方、IT企業はプロジェクトごとに進行し、外部クライアント向けのシステム開発や運用が中心です。
志望動機では、「自社の業務改善や業務効率化に直接関わりたい」 「自分の構築したシステムを継続的に改善し価値を提供したい」「ユーザーとの距離が近い環境で働きたい」など、社内SEを目指す理由を明確にすることが重要です。
また、これまでの技術経験をどのように活かしていくのかを具体的に伝えることもポイントです。
例文
IT企業で培ったシステム開発や運用の経験を活かし、社内SEとして自社の業務効率化やIT戦略に貢献したいと考え、志望いたしました。
社外向けのプロジェクトでは、多様なクライアントに対応する中で、柔軟な問題解決力とコミュニケーションスキルを習得しました。
これらを自社内で活用し、現場と連携しながら、より効果的なシステムの提案や運用改善を図り、企業全体の成長に貢献できると確信しています。
未経験から社内SE
未経験から社内SEに挑戦する場合、自分の強みやこれまでの経験をどのように活かせるかを明確に示す必要があります。
また、未経験であることに対する不安を解消するため、学習意欲や柔軟性、活用できるスキルや経験を強調しましょう。
例文
現在は事務職ですが、社内のさまざまなサポートを行う中で社内システムの管理やサポート業務に興味を持ち、社内SEへの転職を決意しました。
未経験ではありますが、これまでの業務で培ったコミュニケーション能力や問題解決スキルを活かし、迅速にトラブルを解決することができると考えています。
また、IT関連の資格取得に向けて勉強を進めており、今後はより技術的な知識を深め、御社に貢献していきたいです。
SEからITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業の経営課題をITの力で解決する仕事です。
志望動機では、自分の技術力に加え、問題解決能力やコンサルティングスキルをアピールすることが重要です。
また、ITコンサルタントはSEと仕事が似通っている部分が多く転職の際にアピールしやすい職種でもあります。
例文
私はこれまでシステム開発に携わってきましたが、単にSEとして働くだけでなく、クライアントの経営課題の解決にも携わりたいと考え、ITコンサルタントを志望いたしました。
これまで培ったシステム設計の知識に加え、クライアントとのコミュニケーションを通じて、経営面からの改善提案ができるよう努力してまいります。
御社の多様なクライアントに対して、最適な改善案を提供することで、クライアントの成長に貢献していきたいと考えています。
SEからWebエンジニア
Webエンジニアは、Webサービスの開発や運用を行う職種です。志望動機では、Web開発のスキルと、自分がその企業でどのような価値を提供できるかを具体的に述べることが求められます。
例文
私はSEとして3年間さまざまな会社のシステム開発に携わり、HTML、CSS、JavaScript、Pythonを用いて業務をおこなってきました。
御社が提供するWebサービスに対し、これまでの経験を活かし、ユーザビリティの向上や新機能の開発を通じて、御社のサービスの発展に寄与していきたいと考えています。
SIer
SIerは、企業向けにシステムの構築や運用を行う職種です。志望動機では、プロジェクトマネジメント能力や、システム開発の全体像を把握する力、クライアント対応能力を強調しましょう。
例文
私はこれまで、システム開発のプロジェクトに携わり、要件定義から設計、運用まで幅広い業務を担当してまいりました。
御社では、特にクライアントとの連携が重視されていると聞き、私のこれまでのプロジェクトマネジメント経験を活かして貢献できると考えています。
今後は、御社のシステム開発プロジェクトにおいて、クライアントの期待を超える成果を提供し、長期的に信頼されるパートナーとなることを目指します。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは技術的な知識を活かして営業を行う職種です。技術と営業の両方をバランス良く求められるため、志望動機では技術力とコミュニケーション力の両方をアピールすることが重要です。
また、セールスエンジニアは営業職ですので、結果にコミットすることも伝えると好印象となるでしょう。
例文
私はエンジニアとしての技術的な経験を活かし、技術と営業を融合させたセールスエンジニアという職種に非常に魅力を感じ、志望いたしました。
これまでの職務において、顧客の技術的な課題を解決するためにシステムを提案し、導入後のサポートまで一貫して行ってまいりました。
御社の製品ラインナップを技術的な視点からわかりやすく説明することで、顧客の課題解決に寄与することはもちろん、営業成果にもこだわっていきたいと考えています。
IT転職におすすめの資格
IT業界で転職を成功させるためには、スキルの証明となる資格取得が非常に重要です。
IT資格にはさまざまな種類があり、それぞれの資格が持つ特性や難易度によって、取得することで自分にどのようなメリットがあるかが変わってきます。
ここではIT転職におすすめの資格を6つ紹介します。
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- MOS
- 応用情報技術者試験CCNA
- CCNA
- データベーススペシャリスト試験
社内SEへの転職で有利な資格をもっと知りたいといった方は以下の記事もご覧ください。
【転職で有利】社内SEの資格を解説 役に立たない資格もある?
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、情報処理技術者試験の入門資格として位置付けられており、ITに関する基礎的な知識を身に付けることができます。
この試験は、ITの知識だけでなく、経営や法律、マーケティング、財務など幅広い分野にわたる内容をカバーしているため、ビジネスパーソンにもおすすめです。
IT以外の分野からSEへ転職を考えている方はまずITの基礎知識を得る目的でITパスポート試験を受けてみても良いでしょう。
初心者向けとはいえ、国家資格ですので、合格率は50%と半分は落ちる試験となっています。しっかり勉強して試験にのぞみましょう。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの入門的な資格として広く知られています。
この試験では、プログラミングやデータベース、ネットワークなど、エンジニアに必要な知識を体系的に学ぶことができ、IT業界でのキャリアをスタートする際に非常に役立つ資格です。
また、基本情報技術者試験は基本とありますので、初心者向けと誤解しやすいですが、合格率は40%となっており、ITパスポートよりも難しい試験となっています。
MOS
MOSはMicrosoft Office Specialistの頭文字をとっており、日本語ではマイクロソフトオフィススペシャリストと呼びます。
WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft製品を使いこなせることを証明する資格となっています。ITエンジニアに必要というよりは、パソコンを使用した業務全般に必要なスキルとなってくるため、事務職や営業職などでも非常に役立つ資格となっています。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験はAPとも呼ばれ、科目Aは基本情報技術者試験と出題範囲が同じですが、科目Bで出題される分野が大きく異なってきます。
出題される分野はコンサルティングや戦略の立案といった上流の工程で役立つものが多くなってきているため、SEやITコンサルタントとしてより実践的な知識が問われる試験となっています。
合格率は20%前後となっており、基本情報技術者試験よりも難易度が大きく上昇している試験となっています。
CCNA
CCNAはCisco Certified Network Associateの頭文字をとったものであり、ネットワーク技術者としてのスキルを証明する資格となっています。
ITエンジニアを目指している方の中でもネットワークの設計や運用に携わりたい方におすすめな資格です。
シスコ認定資格と呼ばれる検定の中で5段階中2番目の難易度となっており、合格率は約25%となっています。
データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験は、コンピューターの基礎知識、システム構成要素、セキュリティ、データベースなどが試験範囲となる国家資格です。
情報処理技術者試験の一部として位置付けられており、この資格は、データベースの設計、運用、管理に関するスキルを体系的に学び、データベース技術者としてのキャリアを目指す方にとって非常に価値のある資格となっています。
データベーススペシャリスト試験の合格率は約15%となっており、非常に難しい試験となっています。
SE転職事例の紹介
SEの転職事例について紹介します。メーカー特化の転職エージェント「タイズ」における転職事例となっています。
30代前半 大手企業「パナソニック」への転職を成功させたケース
転職理由
新卒で入社した前職では、3~4年で業務を一通りマスターしていましたので、早い段階から転職は考えていました。また、前職では、工場向けのシステムの保守を担当していましたが、ここ最近IoTやAIといった新しい技術が出てきており、そうした最新技術を習得して、スキルアップをしたいと考えたことも転職活動をスタートさせた理由です。
転職して良かったこと
パナソニックは大企業なので、グローバルな展開をしており、自分が頑張って希望をすれば、海外でも活躍できます。そういったところにやりがいを感じていますね。
また、働き方改革も進んでいて、ワークライフバランスがきちんとしていますし、キャリア支援も手厚く会社からの補助金も出るので、今は英会話の勉強を始めたところです。
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パナソニック株式会社に転職
30代前半 自己成長ができる企業への転職を成功させたケース
転職理由
コロナ禍の中、生活基盤を親戚や友人が多くいる関西に移したいと考えたことがきっかけです。
転職してよかったこと
良い企業に転職できたと感じています。入社前にしていた企業分析よりもさらに良い会社だと感じています。福利厚生も勤務時間も前職と遜色ありません。
また、関わる領域や経験できる業務の幅が広がって、自己成長できる環境だと感じています。
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紹介求人の高いマッチング度を実現!自己成長できる環境へ!
タイズでは「アナログマッチング」を掲げ、データでは見えない「社風」や「働き心地」も転職者にマッチした企業を厳選してご紹介しており、多くの方に転職にご満足いただいています。SEとしてベストマッチングした企業に転職したい方はぜひご相談ください。
SEの転職先としておすすめな職種はどこ?
SEの転職先としておすすめなのはSEとしての経験を活かすことができるITエンジニアの仕事です。
ITエンジニアの平均年収は452万円となっており、全職種の平均年収が414万円のため、ITエンジニアは全職種の平均よりも38万円ほど平均年収が高い職種といえます。
ITエンジニアの年収分布
年収分布 | 割合 |
300万円未満 | 13.9% |
300万円~400万円未満 | 30.6% |
400万円~500万円未満 | 24.0% |
500万円~600万円未満 | 13.3% |
600万円~700万円未満 | 7.6% |
700万円~800万円未満 | 4.2% |
800万円~900万円未満 | 2.6% |
900万円~1,000万円未満 | 1.3% |
1,000万円以上 | 2.5% |
参照:ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説
ただ、一口にITエンジニアといってもITコンサルタントやメーカーSEなどジャンルはさまざまです。
ここでは4つのITエンジニアとしてのジャンルを紹介します。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、クライアント企業のIT戦略やシステム設計をサポートする仕事です。SEとしての経験や技術を活かしながら、経営視点でのアドバイスを行うといった業務内容が求められます。
ITコンサルタント転職に関するワンポイント情報
- クライアント企業のIT戦略立案やシステム導入支援を担当
- 経営層とのコミュニケーションが多く、技術だけでなくビジネスの知識も重要
- 年収が高めである反面、プロジェクトによっては忙しい時期もある
SEの知識をさらに広げ、経営や事業戦略の分野にも携わることができるため、キャリアの幅を広げたい方におすすめのジャンルです。
メーカーのSE
メーカーのSEは、主に製造業の企業で、社内や取引先のシステムを開発・保守する仕事です。製造業特有の業務フローを理解し、その業界に特化したシステムを作る役割を果たします。
メーカーSEについてもっと知りたいといった方は以下の記事も参考にしてください。
【キャリアアップ】メーカーが募集しているSEとは?社内SEの種類
社内SE
社内SEは、企業の内部で使用されるシステムの開発や運用を担当します。特に製造業では、生産ラインの自動化や在庫管理の最適化など、企業の業務効率化に貢献する役割を担います。
- 社内SE転職に関するワンポイント情報
- 社内の要望を直接反映したシステム開発が可能
- 社内システムの改善や運用保守を中心に行う
- 長期的な視点でプロジェクトに取り組むことができる
長期的に社内のシステム開発に携わりたいという方におすすめのジャンルです。
社内SEへの転職についてもっと知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
社内SEへの転職は難しい?成功させるための3つのポイント
自社製品・サービス開発SE
自社製品・サース開発SEは、メーカーが自社製品に組み込むシステムやサービスを開発します。製品そのものの競争力を高めるための技術的な改良や新しいサービスの開発などに携わります。
自社製品・サービス開発SEに関するワンポイント情報
- 自社製品に直接関わるため、プロジェクトに対する愛着が湧きやすい
- 製品のリリースや改善サイクルがあり、安定した業務環境となっている
- 開発と運用の両方に携わる機会が多い
自社製品やサービスの開発に関わりたいという方におすすめのジャンルです。
タイズでは年収600万円以上のSE求人を多数保有しています。SEに転職して年収アップさせたい方はぜひご相談ください。
「年収600万円以上」×「SE」の求人
Webエンジニア
Webエンジニアは、インターネット上のサービスやサイトを構築する仕事です。企業のホームページやウェブサービスを開発し、ユーザーに使いやすい環境を提供します。
Webエンジニアに関するワンポイント情報
- HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使用して開発
- 企業の要件に応じたサービスの設計、デザイン、構築を担当
- フロントエンドとバックエンド、どちらの知識も必要になることもある
リモートワークも普及しているため、柔軟な働き方がしやすい方におすすめのジャンルです。
フリーランスエンジニア
フリーランスエンジニアは、自分で仕事を探し、自由な働き方ができます。自分のペースで案件を選び、ライフスタイルに合わせて働くことが可能です。
フリーランスエンジニアに関するワンポイント情報
- 自分で案件を獲得し、スケジュールを管理する
- 報酬は案件ごとに異なり、成果次第で収入が増減する
- 高い技術力と自己管理能力が求められる
自由度が高く、大きく稼ぎたいといった方におすすめのジャンルです。
SEの転職先として人気な業界はどこ?
SEの転職先として人気のある業界は、SEとしての知識や経験が活きる業界となっています。
今回紹介する業界にはSEとしてのキャリアをさらに発展させるチャンスが広がっています。それでは、具体的に各業界の特徴を見ていきましょう。
ITコンサルタント業界
ITコンサルタント業界は、SEにとって特に人気のある転職先です。企業のIT戦略をサポートし、技術的なアドバイスを提供する役割を担います。
SEとしての技術力だけでなく、経営視点やコミュニケーション力も必要とされるため、総合的なスキルが身につくのが特徴です。
ITコンサルタント業界では、高い報酬やキャリアアップのチャンスが多く、特にリーダーシップを発揮して仕事をしていきたい方におすすめの業界となります。
製造業(メーカー)
SEの転職先として、製造業(メーカー)も人気です。理由としては製造業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に進めており、IT技術者の需要が高まっていることです。
製造業におけるSEの役割は、生産ラインの自動化や効率化、工場のITシステムの管理、さらには製品開発を支える技術の提供など多岐にわたります。
製造業(メーカー)は歴史が長い安定した企業が多く、落ち着いて働ける点も大きなメリットと言えるでしょう。
例えば、安定感のある企業として株式会社三菱電機が挙げられます。平均勤続年数は16.2年、離職率は2.8%と長く働ける環境です。YouTubeでもご紹介しているので、ぜひご覧ください。
タイズはメーカー専門の転職エージェントです。平均勤続年数15年以上の企業を多くご紹介しています。安定した環境で長く働きたい方はぜひご相談ください。
金融業界
金融業界もSEにとって人気の高い転職先です。銀行、保険、証券会社などで使用されるシステムの構築や保守を担当します。
特に、金融システムは安定性やセキュリティが重視されるため、高い技術力と責任感が求められます。
金融という生活の中でも特に重要な分野に関わりたいといった方におすすめの業界となります。
ゲーム業界
ゲーム業界は、特にクリエイティブな仕事を求めるSEにとって人気の転職先です。
ゲームの開発では、グラフィックス処理やシステムのパフォーマンス最適化など、専門的な技術が要求されます。プレイヤーの体験を最大化するために、技術とデザインの融合が重要です。
ゲーム業界では、自分の作った作品が世に出て、ユーザーから直接フィードバックを得ることができるため、大きなやりがいがあります。また、技術革新が進んでいる分野であり、最先端の技術に触れたいといった方におすすめの業界です。
医療業界
医療業界では病院やクリニック向けのシステム開発や、医療機器に組み込まれるソフトウェアの開発を行います。
人々の健康に直接関わるシステムのため、高い信頼性が求められるのが特徴です。
医療業界でのSEは、社会的に意義のある仕事ができる点が魅力です。人々の健康に貢献できるという達成感を感じたいといった方におすすめの業界となります。
スタートアップ企業
スタートアップ企業でのSEの仕事は、柔軟性やスピード感が求められるのが特徴です。特に少人数で多くの役割をこなすため、広範な技術スキルが必要となってくるでしょう。
また、成長途中の企業であることから、自らのアイデアを実現できるチャンスもあります。
スタートアップ企業での経験は、短期間で多くのスキルを習得できるため、自らの成長を早めたいといった方におすすめの業界です。
SEの転職に関するQ&A
SEの転職に関するQ&Aを用意しました。同じ疑問をお持ちの方は参考にしていただければ幸いです。
社内SEになる際に役立つ資格はありますか?
転職を成功させるためには、基本情報技術者試験やネットワークスペシャリスト試験といった資格を持っておくとよいでしょう。
社内SEは、自社のシステムに深く関与するため、これらの資格を持っていると、転職の際に有利となります。
SEとしての経験は事務職に活かせる?転職できる?
SEとしての経験は、事務職においても十分に活かせます。特に、データ処理やシステム管理に関する知識は、事務作業を効率化するための強力なスキルです。
SEとしての経験があれば、単なる事務作業だけでなく、ITを活用して業務を効率化できる点で大きなアドバンテージとなります。
システムエンジニアから研究職への転職は難しい?
システムエンジニアから研究職への転職は、分野によって難易度が異なります。
IT分野の研究職であれば、SEとしての経験が非常に役立つこともありますが、純粋な科学技術や学術的な研究職に転職する場合は、専門知識や学歴が重視されることが多いため、難易度が高いと言えるでしょう。
SEから公務員への転職はおすすめですか?
SEから公務員への転職は、安定した職業環境を求める方にとって有力な選択肢です。
情報系の公務員の場合、プログラミングや開発は行わないものの、SEとして働いていた時の知識は仕事におおいに役立つでしょう。
大手SIerへの転職はおすすめですか?
大手SIerへの転職はSEから転職を検討している際の最有力候補といってもよいでしょう。
大手SIerでは、多様な業界のプロジェクトに参加できるため、幅広い技術を学ぶことができます。
また、チームでの協力作業が多いため、コミュニケーション力やプロジェクト管理能力を磨ける点もメリットです。キャリアアップや高収入を目指す方には特におすすめです。
未経験からSEへ転職できますか?
未経験からSEへの転職は可能です。しかし、基礎的なプログラミングスキルやITの知識を持っていることが求められるため、事前にある程度の準備が必要です。
特に未経験者を対象にした研修制度を整えている企業も多く、そうした機会を利用するのも一つの方法です。
SEとして納得のいく転職を成功させよう
今回はSEの転職に関する情報を紹介しました。SEにはさまざまな業種やジャンル、仕事があるため、どれが一番自分に向いているのか、やりたいのかといったところから選択する必要があります。
また、必要なスキルも異なってくるため、転職の際は自己分析を徹底して行い、自己PRの作成や面談に臨みましょう。
転職エージェント「タイズ」はメーカー専門エージェントです。タイズは転職者と採用企業の両方をご支援しているので、企業の生の情報を多く保有しています。企業に転職者の推薦も積極的に行っています。転職成功させたい方はぜひご相談ください。