転職の秘訣
未経験からIT業界への転職は難しい?役立つスキルやコツを解説
近年、IT業界は社会の急速なデジタル化にともない、慢性的な人材不足に悩まされています。そのため、スキルや経験を問わない求人も多く、未経験での転職も可能です。
タイズにもIT業界・職種未経験の求人が60件以上あり、なかには日産自動車株式会社のような上場企業も含まれています。幅広い企業規模や職種で人材が必要とされているのです。
本記事では、未経験からIT業界への転職を目指す方に向けて、職種や年収について解説します。転職に役立つ資格や実現させるためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
メーカー専門の転職エージェント「タイズ」では、IT業界の求人も数多く取り扱っております。以下のページで求人一覧を掲載しているので、実際の求人を確認したい方はぜひご覧ください。
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01. 【年代別】未経験でもIT業界に転職できる?
未経験からでもIT業界への転職は可能です。近年、多くの企業でDXの進展や新技術の導入が進み、IT業界の求人需要は高まっています。人材不足を補うため経験を問わず採用する企業も増加しており、未経験からでもIT業界に転職しやすい状況といえるでしょう。
ただし、年代によって求められるスキルや難易度は異なります。自身の年齢と照らしあわせて、転職のポイントをしっかり押さえておきましょう。
メーカー系をはじめとしたさまざまなエンジニアの転職については以下の記事で解説しています。エンジニア転職への理解を深められるので、あわせて確認してみてください。
エンジニア転職まるわかり!中途採用でメーカーが求める人材とは?
20代|新卒や未経験でも採用されやすい
20代は、経験よりも人柄や熱意を重視したポテンシャル採用が多く、未経験でも採用されやすい年代です。とくに、20代前半は新卒だけでなく、社会人経験がある第二新卒でも採用されやすいでしょう。
一方で、20代後半になると営業やプロジェクト管理といった前職でのスキルや経験が重視されるケースも増えてきます。20代前半に比べて未経験採用の枠が少し減るため、IT業界を志した動機や身につけたスキルをしっかりアピールすることが重要です。
第二新卒の転職については以下の記事で解説しています。転職のコツや転職活動の流れなど詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。
第二新卒で転職はやめとけ?実情や転職成功のコツ、おすすめ求人をご紹介!
30代|これまでの経験やスキルを生かすことが大事
30代に入ると、前職での実績やスキルを生かした転職が一般的になります。IT業界の未経験枠も20代に比べて減少するため、プログラミングやシステムといったITの基礎知識を身につけておくことが重要です。
専門性のあるスキルや資格を取得することでより幅広い職種への転職が可能になり、転職の成功率も高まるでしょう。
40代|事前に知識やスキルを身につけておくとよい
40代になると、求人条件がこれまで以上に厳しくなり、未経験の場合は転職活動が長期化する可能性があります。未経験可の募集も少なくなるため、これまで培ってきたスキルや経験をIT業界にどう生かせるかを明確にすることが大切です。
前職での業務において、マネジメントに関する経験がある場合は存分にアピールしましょう。また、オンライン講座の受講や資格取得などで専門知識を身につけておくと、スムーズな転職活動につながります。
02. 未経験からでも転職しやすいIT業界の5つの職種
IT業界未経験でも転職しやすい職種は、主に以下の5つです。
- エンジニア
- プログラマー
- IT営業
- IT事務
- テクニカルサポート
それぞれの仕事内容を把握して、自身にあった職種を見つけていきましょう。
エンジニア
未経験からでも比較的転職しやすいのがエンジニアです。さまざまなシステムの構築に欠かせない職種のため需要が高く、未経験可の求人も多く出ています。
エンジニアのなかでも未経験から目指しやすいのは、営業職に似た「セールスエンジニア」です。ほかにも、顧客の希望にあわせてシステムを提案する「システムエンジニア」は未経験者向けの研修やフォロー体制が整っている企業が多く、挑戦しやすい職種となっています。
エンジニアについて詳しく知りたい方は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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未経験からエンジニアを目指したいと考えている方は、以下の記事で解説しているのであわせて確認しておきましょう。
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プログラマー
プログラマーは、HTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング言語を用いてプログラミングをおこなう職種です。専門性が高いですが新卒や経験者だけでは人材確保が難しく、最近では未経験も積極的に採用されています。
自社の研修制度を活用して育成する動きが強まっていますが、即戦力として転職できるよう、あらかじめITスクールなどで基礎知識を学んでおくことがおすすめです。
プログラミング言語は幅広い種類があるため、自身が身につけたい言語から学びはじめるといいでしょう。
IT営業
IT営業は、ハードウェアやソフトウェアといったIT製品をはじめ、Webサービスやシステムを提案・販売する職種です。IT全般に関する基礎知識のほか、自社製品やサービスに関する知識も必要となります。
さらに、顧客との信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルやヒアリングスキルも欠かせません。前職で営業経験がある方はもちろん、人と話をするのが好きな方に向いているでしょう。
IT知識を生かして営業をおこなうセールスエンジニアについては以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
営業?技術職?セールスエンジニアの仕事内容と必要なスキルを解説
IT事務
開発現場の事務作業や問い合わせ対応など、ITエンジニアのサポートをおこなうのがIT事務です。ネットワークやプログラミングといった専門的なIT知識は必要なく、事務作業に欠かせないパソコン操作やタイピング技術、ビジネスマナーが求められます。
IT事務の業務には、、IT機器の管理・発注なども含まれるのが特徴です。これらの知識を身につけることで、ITエンジニアやITコンサルタントといったほかのIT職種へのキャリアアップも目指せます。
テクニカルサポート
テクニカルサポートとは、自社製品やサービスに関する技術的な問い合わせ窓口のことです。技術的なスキルは必要ないため未経験でも転職しやすく、とくにオペレーター経験のある方に適しています。
顧客と直接やりとりするため、コミュニケーションスキルや順序立ててわかりやすく説明するスキルが重要です。テクニカルサポートとしてITに関する知識が身につけば、セールスエンジニアやITコンサルタントとしてのキャリアアップも目指せるでしょう。
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03. IT業界に転職したときの平均年収と将来性
IT業界は職種によって年収は大きく変化します。また、人手不足が深刻化しているなかでも市場は年々拡大しているため、将来性の高い業界です。
IT業界の平均年収と将来性を詳しくチェックして、転職を検討していきましょう。
平均年収
厚生労働省が運営している「職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag」によると、IT業界の職種別平均年収は、以下の通りです。
職種 | 平均年収 |
システムエンジニア | 684.9万円 |
ヘルプデスク(IT) | 558.3万円 |
プログラマー | 557.6万円 |
IT営業 | 620.4万円 |
国税庁が発表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」給与所得者全体の年収は458万円であることから、IT業界の平均年収は比較的高いといえます。
タイズのデータでは、IT業界の平均年収は以下の通りです。
大手企業(正社員) | 中小企業(正社員) | |
20代 | 470 | 458 |
30代 | 585 | 436 |
40代 | 649 | — |
単位:万円
引用:タイズ経由で転職成功された方の実績
IT業界は、年代やスキルによって平均年収も上がる傾向にあります。転職する職種や企業によって年収は大きく変わるので、志望先の情報をしっかり確認しておきましょう。
将来性
IT業界は成長が著しく、今後も需要が高まるとされています。とくに、DXの進展やAIといった先端技術がITを牽引しており、今後も多くの機会と成長の可能性を秘めている業界です。また、デジタル化の進展にともない、IT人材の需要も高まっています。
しかし、IT業界の需要が高まるなかで人材不足の問題が解決せず、海外に開発を委託するケースが増えていることから「将来性がない」といわれているのも事実です。慢性的な人手不足の現状も続く予想ですが、需要と供給の根本的な解決策を講じることでより将来性のある業界となるでしょう。
04. IT業界への転職に役立つ4つの資格
IT業界への転職に役立つ主な資格は、以下の4つが挙げられます。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
転職をスムーズに進めたいときは、ぜひ資格の取得も検討してみてください。
ITパスポート
ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を証明する国家資格です。ITセキュリティやネットワークのほか、AIやビッグデータといった新技術やマーケティングなど、幅広い知識を学べます。
内容が幅広い分、学べるのは基礎知識がほとんどで、国家資格のなかでは取得しやすい資格です。ITに関する基礎を身につけたい人や、経営や法務など幅広い知識を学びたい人に向いています。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門ともいわれる国家資格です。取得すると以下のようなIT知識をもっていると証明できます。
- IT全般の基礎知識
- システム開発スキル
- プロジェクトマネジメント
- IT戦略の理解
- 情報セキュリティ
試験の対象範囲や内容は年度ごとに異なるため、資格を取得するには十分な学習と最新情報の把握が必要です。基礎的なIT知識を蓄えてから挑戦するといいでしょう。
情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント経験とは、情報セキュリティを確保するための基本的な技能や知識を評価する資格です。以下のような脅威から守るための対策をおこなえます。
- サイバー攻撃
- マルウェア
- フィッシング
主に、組織の情報セキュリティ確保に貢献する人材育成を目的としており、情報セキュリティに関する幅広い知識を学べるのが特徴です。ITパスポートや基本情報技術者試験と組み合わせて受験すると、転職時だけでなく入社後にも役立つでしょう。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、WordやExcelなどを提供しているマイクロソフトが運営するベンダー資格です。各ソフトごとに科目が分かれており、基本的な操作スキルや知識を身につけられます。
IT業界に転職する場合、WordやExcelは最低限必要な知識と捉えられることがほとんどです。ただし、MOSだけでは転職に大きく有利になるわけではないので、基礎知識を身につける目的で資格取得を目指してみましょう。
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05. IT業界への転職を成功させる3つのコツ
未経験からでもIT業界への転職を成功させるコツは、以下の3つです。
- 志望動機を明確にしておく
- 役立つスキルや資格を取得する
- 転職エージェントを利用する
ポイントをしっかり押さえて、IT業界への転職を実現させましょう。
転職を成功させるコツや面接に関するノウハウなどは、以下のページで詳しく解説しています。転職の成功率を上げたい方はぜひ参考にしてみてください。
転職ガイドライン
志望動機を明確にしておく
IT業界への転職に限らず、志望動機の内容はじっくり考えておくことが重要です。なぜIT業界を目指したのか、身につけたいスキルや目指しているポジションなど、理由を明確に伝えることで採用につながりやすくなります。
とくに、未経験からIT業界を目指す場合は、仕事への関心や興味を積極的に伝えて意欲の高さを示すといいでしょう。IT業界に挑戦する理由を掘り下げるだけでなく、決意につながったエピソードを盛り込むとよりリアリティが増します。
書類選考に通る自己PRの書き方は以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて確認しておきましょう。
シチュエーションや強み別の例文付き!自己PRの書き方など3ステップで解説
役立つスキルや資格を取得する
未経験からIT業界への転職を目指す場合は、ITに関する基礎知識を身につけておきましょう。具体的には以下の内容です。
- プログラミングスクールに通う
- パソコンスキルを身につける
- IT関連の本を読む
また、IT業界の転職に役立つ資格を取得するのもおすすめです。IT業界に挑戦したいという意欲の証明にもなりますので、積極的にスキルや資格取得に取り組みましょう。
実際にタイズで転職された方は、常にスキルを身につけていくことの大切さを実感しています。詳しい内容を知りたい方は、以下の事例をチェックしてみてください。
どのようなスキル・経験が求められるかは、時流によっても変わっていくと思います。その時流をつかみつつ、やりたいことを実現するためには、常に右肩上がりで成長し続ける必要がある。
今回の転職で、そのことを改めて感じました。たとえ今は思うような仕事ができないとしても、その仕事の中で、先々の転職に結びつくようなスキル・経験を重ねていくことが大事なんだなと。
転職エージェントを利用する
未経験からIT業界への転職で思うようにいかないと感じたときは、転職エージェントの活用がおすすめです。転職のプロが求職者の希望や経験にあった求人を紹介してくれます。
さらに、面接指導や志望動機の書き方、転職後のアフターフォローなど、幅広いサポートが魅力です。求人情報の収集や企業研究もおこなってくれるので、転職活動をスムーズに進められます。
IT業界経験者の方も、はじめて転職する方も、ぜひ一度転職エージェントに相談してみてください。
実際にタイズで転職された方は、転職エージェントを活用するメリットを強く実感しています。詳しい内容を知りたい方は、以下の事例を確認してみましょう。
タイズ社のサービスで一番頼りになったなと感じたのは、引き留められた時にどうすればいいのか、そのアドバイスはすごく参考になりました。コンサルタントの方からは、「一度辞めると話したら、それをひっくり返さないほうがいい。」と言われました。
確かにそうだろうと私も思いました。一度辞めると話したら、やはり信用されない。だから、辞めると話すのは、そういうことだと覚悟を決めて、切り出しました。
このアドバイスのおかげで、退職を切り出してから、配属先の変更など、いろんな条件も出していただきましたが、転職するという固い決意を持つことができました。
転職エージェントのメリットとデメリットについては以下の記事で詳しく解説しています。円滑に転職を進めたいと考えている方は、ぜひこちらもチェックしておきましょう。
転職エージェントは使うな?メリット・デメリットや使うべき人を解説!
06. スキルや知識を身につけてIT業界に挑戦しよう
IT業界には主に4つの業界があり、その職種もプログラマーやIT営業などさまざまです。専門性の高い業界ではあるものの職種によっては未経験でも挑戦しやすく、これからIT業界でのキャリアを歩みはじめたいと考えている方にぴったりの求人も数多くあります。
IT業界への転職を成功させるためには企業の研修制度を確認し、自身のスキルや経験にあった転職先を見つけましょう。思うように転職活動が進まないときは、転職エージェントの活用も検討してみてください。
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