研究開発職とは?仕事内容・向いている人の特徴・転職成功事例を紹介

こんにちは。メーカー専門の転職エージェント「タイズ」です。
新しい商品や技術を生み出す仕事がしたいと考えている方の中には、研究開発職に興味をもっている方がいるのではないでしょうか。 研究開発職は新製品の開発や既存製品の改良など、幅広い取り組みを担当します。企業独自の技術や製品を生み出すのに、重要な役割をもつ仕事です。 本記事では、研究開発職の仕事内容や、研究職・開発職との違いを解説します。研究開発に向いている人の特徴も紹介するので、転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

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研究開発で働く男女

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研究開発職とは

 

研究開発職とは、研究によって新たな技術や考え方などを発見し、成果にもとづいた商品開発を行う職種です。研究と開発を担うことから、R&D(Research & Development)と呼ばれる場合もあります。

文部科学省では、研究開発を以下のように定義しています。

事物・機能・現象等について新しい知識を得るために、又は、既存の知識の新し い活用の道を開くために行われる創造的な努力及び探求をいう。学術的な研究のみならず製品開発、既存製品の改良及び生産・製造工程に関する開発や改良に関する活動も「研究開発」となる。

引用:民間企業の研究活動に関する調査-用語の解説|文部科学省

研究によって生み出される新しい知見や技術を用いて製品を開発・改良し、企業競争力を向上させるのが目的です。

半導体メーカーを例にすると、新たな回路やシステムの研究を製品開発に活かして、小型化・多機能化することが研究開発の業務として挙げられます。

研究開発職と研究職・開発職の違い

研究開発職は、研究職や開発職と似ていますが、実際は異なる職種です。3つの職種には、以下の特徴・違いがあります。

研究開発職 研究職 開発職
業務の範囲 研究・開発 研究 開発
業務内容 基礎的な研究から

製品応用まで一連の取り組み

新たな技術や知見の創出 研究の知見を技術・

製品に応用

具体例 分子構造から製品開発までの実施および統括管理 基礎研究による

分子構造や化学反応の発見

分子構造や化学反応を活かした新素材や燃料の開発

違いを正しく把握し、研究開発職への理解を深めましょう。

研究職との違い

研究開発職と研究職は、業務の範囲や内容が異なります。研究開発職は、研究と開発の両方に携わり、分子レベルの研究から製品開発・改良までの一連の取り組みを担う職種です。

一方で、研究職は、まだ世の中にない概念や技術の発見を目指す「基礎研究」と、発見した概念や技術の活用を研究する「応用研究」を担当します。新たな分子構造を見つけたり、化学反応を発見したりすることで、製品化に向けた成果を創出するのが役割です。

開発職との違い

研究開発職と開発職の違いも業務の範囲や内容にあります。

開発職は研究職が発見した概念や技術の実用化に向けた商品開発や既存商品の改良を行います。新たに創出された分子構造や化学反応を活用し、新素材や燃料などの形にするのが主な業務内容です。

開発職は、研究開発・技術開発・商品開発に分かれています。開発職の中でも役割が細分化されるため、研究開発との違いを正しく理解しましょう。

研究開発職の主なポジション

研究開発職のポジションは、企業によってさまざまです。研究開発職の役割は研究から開発まで幅広いため、研究や開発の部門を統括する意味で、「プロダクトマネージャー」として企業に所属する場合があります。

そのため、研究開発職として入社した後は、研究や開発のスペシャリストとして経験やスキルを積み上げ、プロダクトマネージャーを目指すのが一般的なキャリアパスです。

ただし、あくまで一例であるため、気になる企業で研究開発職がどのようなポジションに配置されているか調べる必要があります。ポジションの役割を理解したうえで、研究開発職として希望するポジションを目指しましょう。

研究開発職の主な仕事内容

研究開発職は、研究と開発に携わる職種であるため、それぞれに求められる役割に注目すると、仕事内容を理解しやすくなります。

研究開発職の主な仕事内容は、以下の通りです。

主な仕事 仕事内容
研究 基礎研究 自社製品に活用できる概念や知識、技術を研究する
応用研究 基礎研究で得た概念や知識、技術を製品に活かす方法を研究する
開発 研究開発 研究で得た概念や知識、技術を活用した製品を開発する
技術開発 製品づくりに活用できる技術を開発する
商品開発 規格や要件にあった製品を開発する

研究開発職の仕事は幅広く、研究と開発どちらも役割が細分化されます。

研究開発職として従事する企業によって、担当する仕事や取り扱う商材が異なるため、希望する企業ではどのような仕事を任せられているかの確認も大切です。

研究開発職に向いている人の特徴5つ

研究開発職への転職を目指すうえで、自分の価値観や資質などとの相性を理解することが大切です。どのような人が向いているかがわかると、面接や志望動機などで求められるスキルや資質をアピールしやすくなります。

研究開発職に向いている人の特徴は、以下の5つです。

・自分自身を客観視できる
・地道な努力をコツコツ積み上げられる
・新しいことを思いつく発想力がある
・開発のヒントになる情報収集ができる
・さまざまな人と円滑にコミュニケーションをとれる

自分の考え方や能力を振り返りながら、研究開発職の適性を理解しましょう。

自分自身を客観視できる

研究開発職には、研究や開発に没頭するよりも、自分自身を冷静に分析できる人が向いています。成果が出るまでの過程で「現在の研究内容で問題ないか」「成果が出ない理由は何か」など、柔軟な軌道修正が求められます。

自分のやり方にこだわり続けるのではなく、客観的に自身の仕事を分析できると、より円滑かつ有意義な研究開発ができるでしょう。

地道な努力をコツコツ積み上げられる

研究開発職として携わる仕事はすぐに成果が出るものは少なく、長年の積み重ねで形になるものが多いため、地道に努力できる人との相性がよいです。

これまでにひとつの仕事を長く続けていたり、勉強をコツコツすることに抵抗がなかったりする人は、研究開発職としても粘り強く仕事に取り組めるでしょう。

新しいことを思いつく発想力がある

研究開発職の仕事の中でも、研究はこれまでにない「ひらめき」が求められるため、発想力に自信がある人は適性があるでしょう。

既存の概念や知識などに囚われず、思いつきや引っかかりを大切にできると、思わぬ研究テーマが生まれるかもしれません。実際に、世の中で親しまれている製品の中にも、ひらめきから生まれたものが多くあるため、発想力や企画力は研究開発に不可欠です。

開発のヒントになる情報収集ができる

研究開発職は、ひらめきだけではなく、世の中で求められているものを知り、研究や開発に活かす力も求められます。世の中のニーズを幅広く把握する必要があるため、情報収集に抵抗がない人は研究開発職に向いているでしょう。常にアンテナを張り、メディアや対話などから情報を取り入れ、仕事に活かせるか考えられると、研究開発職として成果を出せる人材に成長できます。

さまざまな人と円滑にコミュニケーションをとれる

研究開発職は、ひとりで研究と開発を完結させる職種ではなく、周囲との連携が重要になります。円滑に関係を構築するためには、コミュニケーションが好き・得意であることが求められます。

研究職や開発職、企画職などさまざまな人とかかわる中で、相手の意見を丁寧に聞いたり、伝えたいことをわかりやすく話せたりする人は、研究開発職として活躍できるでしょう。

タイズでの研究開発職への転職成功事例5選

最後に、タイズでの研究開発職への転職成功事例を5つ紹介します。

・化学メーカーの研究開発への転職
・電機メーカーの研究開発への転職
・電力機器メーカーの研究開発への転職
・製薬メーカーの研究開発への転職
・食品メーカーの研究開発への転職

各メーカーの研究開発職への事例をチェックし、自分の転職活動に役立てましょう。

化学メーカーの研究開発への転職

こちらは、大手化学メーカーの研究開発から同業他社に転職した事例です。すでに研究開発に従事していましたが、じっくり研究開発に取り組める環境を求めて、転職活動を開始しました。

タイズでは、面接対策として質問想定問答集を用意し、回答の準備ができるようにサポートしています。

仕事内容やワークライフバランス、待遇などが前職よりも上位互換の企業に転職を決め、転職後は働きやすい環境に満足されているようです。

研究開発として別の会社への転職を目指している方は、ぜひ以下の事例を参考にしてください。

メーカー転職成功事例・体験談|「同じ研究開発でも、川上の基礎研究の仕事がしたい!」仕事内容・ワークライフバランス・年収、すべてが上位互換の職場に転職成功!

電機メーカーの研究開発への転職

こちらは、重工メーカーの設計開発から電機メーカーの研究開発に転職した事例です。年齢的に転職のラストチャンスと考え、やりがいのある仕事があれば転職したいと思い、活動をスタートさせています。

タイズでは、厳選した3件の求人提案を行い、面接での和やかな雰囲気や自分のスキルへの期待が好感触だった1社への転職を実現しました。転職後は、現場の製品に将来性を感じ、努力次第で成長することにやりがいを感じているようです。よりよい環境で働きたい、転職を一度考えてみたいという方は、ぜひ以下の事例をチェックしてください。

メーカー転職成功事例・体験談|自分の一番の強み、自分でこれだけは人に絶対負けないという強みをアピールすることが大切だと思います。

電力機器メーカーの研究開発への転職

こちらは、自動車関連メーカーの設計開発から電力機器メーカーの研究開発に転職した事例です。前職では給与水準の低さから将来への不安を感じ、方針の変更からやりがいを得られにくくなったため、転職活動を開始しています。

知人からの紹介でタイズを利用しはじめ、コンサルタントから希望にあった求人を提案させていただきました。

前職で携わっていた分野や年齢の面で、未経験の職種は難しいとされることが多かったものの、新しい経験となる研究職への転職をかなえています。新たな分野や職種への転職に興味がある方は、ぜひ以下の事例をヒントにしてみてください。

メーカー転職成功事例・体験談|良いことは良い、悪いことは悪いとはっきり言ってもらったことが良かったです。

製薬メーカーの研究開発への転職

こちらは、化粧品メーカーの研究開発から製薬メーカーの研究開発に転職した事例です。今後やりたいことを考えたときに、前職でかなえるのは難しいと思い、転職活動をスタートさせています。

知人からタイズの紹介を受け、職務内容や経歴にマッチした求人を知り、書類選考の応募を決めました。

若手の意見が尊重される風土を感じたり、地元で家族で安心して暮らせたりするなどから、自分にあった職場への転職を決断しています。現職でやりたいことを実現できず悩んでいる方は、以下の事例を参考に、一度転職を検討してみてはいかがでしょうか。

メーカー転職成功事例・体験談|まずは自分のアピールできる部分とネガティブな部分を知ること。

食品メーカーの研究開発への転職

こちらは、食品メーカーの研究開発から同業他社の研究開発への転職をかなえた事例です。これまでに積み上げた経験や技術を活かし、幅広い製品を扱う食品メーカーで社会に貢献したいと思ったことをきっかけに、転職活動をはじめています。

前職で取引があった企業への転職をかなえ、新たな仕掛けで業績が急拡大している環境で、日々やりがいを感じているようです。

経験や技術を生かして同業他社の研究開発への転職をかなえたい方は、ぜひ以下の事例を参考にしてください。

メーカー転職成功事例・体験談|一番大切なのは、相手が求めていることに対して、自分に何ができるのかをきちんと考えて、アプローチしないと受からないということです。

研究開発職のやりがいを理解し転職を実現しよう

研究開発職とは、研究と開発の両方に携わり、製品開発に幅広くかかわれる職種です。新たな概念を見つけるために研究したり、研究成果をもとに実用化を目指して開発したりする仕事は、新しいものを生み出したい方にとっては大きなやりがいでしょう。

タイズは、研究開発職が活躍するメーカーに強い転職エージェントです。メーカーで研究開発職として活躍したいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事を書いた人

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間澤 優貴

株式会社タイズ

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