転職の秘訣
【ワークライフバランス良好】製造業のSEについて魅力を解説
「SEはブラックな職種だ」とよく言われます。残業時間や労働環境など、働き方を改善したい方は実際多くいるのではないでしょうか。一方、メーカーSEは働き方改善とキャリアアップが実現できる転職先です。
この記事では、あまり知られていないメーカー(製造業)のSEの働き方の魅力についてお伝えしますので、是非最後までご覧ください。
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01. メーカー(製造業)に転職するメリット①発注者側へ
請負側から発注者側の立場になる
IT業界からメーカーに転職する1つ目のメリットとして、請負側から発注者側へ反対の立場になることが挙げられます。
IT業界の開発系で働くと、一般的に依頼を請け負う、請負側になります。
請負側で開発をしている場合、コストや納期、開発方針など、お客様中心で業務に携わることとなります。請負側は発注者の要望に沿って開発を行うため、基本的にお客様から言われた通りに働かなければならず、プレッシャーや思い通りにならないなどのストレスがかかることも多くあります。
しかし、メーカー業界で働き、請負側とは反対の発注者側の企業の立場になることで、お客様にあたるユーザーは同じ社員の方となります。
そのため、自社の社員がユーザー(お客様)となればプレッシャーも少ない上に、ユーザーと近い立場で一体となって開発を進めていくことが出来ます。
また、メーカーの場合、自社のシステムに対して開発などに取り組むため、納期やコストも自社の都合で進めていくことが出来るため、融通が利くといったメリットもあります。
02. メーカー(製造業)に転職するメリット②残業時間、休日出勤が少ない
メーカー(製造業)は労働環境が良好な傾向
2つ目のメリットとして、労働環境の改善が期待できることが挙げられます。
これはIT業界だけにはとどまる話ではありませんが、残業時間や休日出勤が多い方にとっては、メーカー業界で働くことで以前より大幅に労働環境を改善できるでしょう。メーカーは残業時間の規制をしっかり行っている企業が多く、メーカー業界の残業時間の平均水準は20時間~30時間/月程度となっています。※タイズ調べ
IT業界と違って、メーカーは基本的にお客様の都合に合わせる必要もないため、設備やシステムの導入前に繁忙期はあったとしても、一般的なIT企業に見られるような切羽詰まった残業や休日出勤は少なくなります。
03. メーカー(製造業)に転職するメリット③働く場所
IT業界からメーカーに転職する3つ目のメリットとして、働く場所が落ち着くということが挙げられます。
特にSESや技術者派遣など客先常駐型で働かれている方は、勤務場所も転々としているため、案件ごとに携わるシステムや関わる人が短期的に変わり、慣れたころにはまた次の新しい環境にキャッチアップすることが求められてしまいます。
このような勤務地の変化やそれに伴う環境への適応が大変に感じる方にとっては、メーカーに転職することで働く場所も1か所に落ち着けることが出来ます。
例えば、メーカーの社内SEでは、自社で使うシステムの面倒を見るのが業務内容のため、部署移動がなければ転勤もなく、長期的に人間関係を築いていける環境があります。
さらに、コロナ渦以降は、メーカー業界でも実際にほとんどの企業がリモートワークを導入しており、リモートワークと出社のハイブリッド型の働き方が主流となっています。
04. メーカー(製造業)に転職するメリット④身につくスキル
これまではIT業界と比較して、メーカー業界で働くメリットについてご紹介しました。
今からはメーカーのSEで身につくスキルについて解説します。メーカーのSEで身に着けられるスキルは下記のようなものがあります。
①社内の業務システム開発に関する知識(アプリ/インフラ)
②システム開発の上流工程の知識
(要件定義、ベンダーマネジメント、プロジェクトマネジメント、IT戦略立案、等)
③DX推進に関する知識
④製造業界の知識
具体的に、SIerやSESでは、携わる案件によって身につけられるスキルも異なります。IT業界では、幅広く色んな事に挑戦できるという側面があるものの、一方で配属次第ではスキルを深く磨いていくことは難しくなります。また、業務形態によっては上流の要件定義などは経験できないことも多く、キャリアアップに頭打ちがあります。
しかし、メーカー業界では、自社のシステムに対して長期的に面倒を見ていくため、担当しているシステムの理解を深めていくことが可能です。そのため、個人が成し遂げたい目標を達成するために必要なスキルを深く学ぶことができます。実際に、基幹システムの刷新など大規模なプロジェクトが動いている企業も多くあります。
つまり、上流工程を中心に経験ができ、マネジメント、戦略企画、スペシャリストなどキャリアの幅も広く、下流の開発工程以外にもチャレンジしていきたい方には最適な環境と言えるでしょう。
05. デメリットはあるのか?
これまでは、メーカー業界で働くメリットと身につくスキルについて解説し、メーカー業界の魅力的な部分多く理解して頂けたと思います。では、逆にメーカー業界で働く「デメリット」もやはりございます。
具体的に、メーカー社内SEで働くデメリットの可能性は
①開発の最前線から離れてしまう
②IT投資に積極的でない企業の社内SEは、保守運用やヘルプデスク業務が中心となる
③過度な競争がない環境になる
などです。
①のような、開発の最前線から離れるというのは、言い換えるとモノづくり製品の基盤を支えるということにもなります。自ら新しいものを開発するのももちろんやりがいを感じるでしょう。しかし、このモノづくり大国日本において、そのモノづくりを支える基盤づくりというのは、社会に大きな影響を与えます。自分自身が開発してインパクトを与えるのもいいけど、この国のモノづくりを支える大きな仕事で影から支えたいという方にはメーカー業界は向いています。
また、②も保守運用やヘルプデスクは一歩引いた立ち位置で裏で支える大きな柱ですので、同様のことが言えるでしょう。
そして③の過度な競争がないという部分は、IT業界とメーカー業界との違いでもあります。IT業界は開発の最前線で常に不特定多数の人と競争をし、より良いシステムを開発します。そのため、個人として何が何でも結果を求めます。一方で、メーカー業界はワークライフバランスが良いことからもわかるように、チームで協力し、より良いモノを作ろうと努力します。その過程で個人のやりがいや、なりたい像に向かうことを大切にする企業が多いので、結果的に多くの人に働きやすいと思ってもらえる環境になっています。
一方、現在の世の中の流れとして、企業として「DXを進めること」・「IT基盤を整えること」が求められているため、IT投資に積極的なメーカーが多くなっています。
加えて、最先端の技術についても積極的に社外から情報収集する能力が求められており、ひと昔前に比べると、メーカーでもITエンジニアとしてのスキルを活かせるフィールドが揃っていると言えます。