企業インタビュー
[ 川崎重工業株式会社 ]
中途採用で川崎重工業株式会社のガスタービン・機械カンパニーに入社したエンジニアにインタビュー!②
川崎重工業株式会社の中途採用のエンジニアにお仕事内容や中途採用についてインタビュー!!仕事のやりがいや、一緒に働きたい人物像など、川崎重工業株式会社 ガスタービン・機械カンパニー 機械ビジネスセンター エネルギー本部 技術総括部で働く魅力や中途採用についてインタビューしてきました。
川崎重工株式会社 ガスタービン・機械カンパニー
機械ビジネスセンター エネルギー本部 技術総括部 発電4サイクル技術部
部長 酒井 能成様(左)
主事 福島 道雄様(右)
※本記事は2017年に公開されたものを再編集しています。
仕事のやりがい・魅力について
ガスエンジン開発に携わる設計のやりがいは何でしょうか。
設計が現場に行くのは、問題が起こった時なので、お客様から「ありがとう」と言われることは、正直あまり多くありません。ですが、トラブルに懸命に対応して、その後でお客様から、次の発注や相談を頂けた時には一定の評価をして頂けたことを感じられて嬉しいです。 また、バラバラのエンジンを現場で立ち上げて、最初に起動するときはドキドキします。機関室にいるのですが、エンジンが最初に回り始める音が聞こえて、発電を始めた時は、それまでの準備のことを思い出して、結構グッときます。
他にも、昔の納品したエンジンに問題が起きて現場に行く際に、こちらはエンジンの設計なので何でも知っているつもりで行くのですが、現場にはメンテナンス会社の技術者で20~30年エンジンをずっと見てきた人がおられます。その方たちの鋭い質問が的を射ているのです。教科書に書かれているような答えを並べても通用しません。その人たちは感覚で分かっているのです。それを数字で出せと言われても正確な数字を出すのは非常に難しい。そういう風に実際にエンジンを何十年も触っている人たちと話をして、その感覚を理論につなげていく作業がとても面白いですね。 メンテナンス会社の中でも大型のエンジンを触れるのはある特定の人たちです。下手な人が触ると数億の損害となるようなレベルの問題が起きてしまうからです。 そんな仕事をずっと任されている人たち、そういう人たちと話をする機会がある。そうした現場の目線と、一方で設計などの理論の目線で両方を見て、答えが合致することがあるのがこの仕事の一番面白いところです。感覚を数値に変えると「なるほど!」と思うことが多いです。フィールドで得られた現象を理解すること自身が実力向上になっていく。それを新規開発に応用するということで、まぁいつまでも勉強です。
―――お仕事をされる中で、お客様から新しい学びが得られ、自身の成長に繋がって行くのは仕事の魅力の1つですね。
福島さん:そうですね。60歳を過ぎて引退された大先輩も言ってました。「会社のお金を使って勉強できるんだからいいよね」と。トラブルが起こった時も「新しい発見ができるという思いで現場に向かえばいい」そういう精神で育てられました。
酒井さん:私は1991年に入社して27年目になります。長いですね(笑)。しかし、キャリアが長くても、勉強することは尽きないです。私の経歴はライセンス製品から始まり、今の担当は自社開発のガスエンジン。ライセンサーがいないから大変なこともありますが、逆にすべてを自分でコントロールできるのが仕事の醍醐味。今はより高い技術を実現しようとみんなで切磋琢磨しています。 2007年にガスエンジンを自社開発しましたが、この時はゼロからで構造体の設計から始めました。今は骨格がだいたいできていますが、マイナーチェンジをしないといけないことがたくさんあり、そこの細かいところの修正技術を磨いて、改良設計に力点を置いています。 例えば、お客様にとっては、エンジンの運営コストの8割が燃料代。燃費を1%下げることは大きなメリットになりますからね。
仕事で大変なこと
お仕事で大変と感じられることは何でしょうか。
それは大きなトラブルが起きた時です。電力会社様との仕事もあるので、大きなトラブルは技術だけの話で終わりません。
福島さん:私は電力会社様に納めているライセンスもののディーゼルエンジンも担当しているので、自社開発のガスエンジンとは違い、お客様とライセンサーの間に立ちます。何かトラブルが起こった時に、ライセンスものだから知らないというスタンスは取れません。あくまでもお客様は川崎重工から購入しているからです。だから、自分で現象を考えてお客様に説明し、ライセンサーには自分の考えを技術的に話します。お客様とライセンサー両方に納得してもらいながら、良い方向に向かうようにします。ドイツやフランスにも出向き、いろんな人の考えを聞くことが、私にはすごく勉強になりました。
酒井さん:福島は前職とはまったく違う仕事内容で最初は面食らったと言っていました。いろんな苦労を重ねて、この分野では第一人者になりました。お客様の話とライセンサーの話の間を取り持つことのできる大きな存在になっています。そんな存在になった時に自分の地盤が固まったのだと思います。 当部門の約半数が中途採用の技術者でみんなが自分の得意分野を持っています。当部門では中途採用者が自分の地盤を持てる仕事フィールドを用意できます。 ガスエンジンのベンダーは欧米に多く、スタッフには何かあればすぐに出かけて良いと言っています。特に立ち上げの際はどこに課題があって、こういう風に動きましょうという合意を取らないといけないので必ずFace to faceで話をします。その後のフォローアップ会議は電話会議で行いますが、海外に行く機会が多いので、海外でのビジネスに興味のある方には面白いと思います。
職場はどのような雰囲気なのでしょうか。
福島さん:今の部門はすごくやりやすいです。酒井部長は部長だからと線を引くタイプではないので、雑談をすることも多いですね。
酒井さん:職場は結構うるさいと言われています。思い立つとみんなすぐに話をしにくるので職場では結構議論が盛んです。明石にある技術開発本部とも頻繁に行き来しています。
福島さん:普段は忙しくてなかなか飲みに行けないのですが、現場や海外出張の時には開発部門以外の方とも一緒に業務に取り組むことが多いのでので、皆でよく行きます。
求める人物像について
どのような方と働きたいと思われますか。
目の前の課題を単なる業務として見るのか、パッケージの仕事として見るのか。一緒に働きたいと思うのは、例えば、課題があった時に、その課題の奥底にある「何故それが課題となっているのか」を考えて、決着させられる人です。単なる業務としてではなく課題の周りに何が潜んでいて、どうすれば決着できるのかを自ら考えて動ける人材です。新しい装置を作るとして、作ることが目的ではない。私たちはビジネスをしているので、市場投入するためにはどんなプロセスで開発を進めればいいのかを考えられる力を持った方に期待しています。 2017年4月からエネルギー本部として発足し、会社からの期待も大きくなっています。この事業が軌道に乗ったのは、会社全体のバックアップがあり、研究開発への投資や人材面でも力を入れているからです。ですから、会社の高い期待が集まる体制の中で有意義な仕事に取り組めると思います。
本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
▼中途採用で川崎重工業株式会社のガスタービン・機械カンパニーに入社したエンジニアにインタビュー!①
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