【例文あり】品質管理の志望動機!評価ポイント3つを紹介します

日本のモノづくりを支える仕事のひとつに、品質管理があげられます。品質管理とは、製造における工程を適切な状態に管理したり、製品を検査したりして、不適合の未然防止や再発防止へ取り組む仕事です。製造された完成品を検査するだけではなく、工程から管理するため、幅広い業務を担っています。 そのため、品質管理の仕事に転職を検討している場合は、さまざまな点で適正があると志望動機でアピールすることが重要です。 ここでは、品質管理の転職時に重視すべき志望動機の作成ポイントについて紹介します。

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【品質管理】志望動機の評価ポイント

転職時に重視されるポイントとして、スキルや資格をあげる方は多いでしょう。確かに何の能力や経験を持たない人に比べると採用される可能性は高くなりますが、単純にスキルや資格のみで評価されるとは限りません。

この項目では、品質管理の仕事へ転職を希望したとき、書類選考や面接で評価されやすいポイントについて解説します。

応募書類で重視される点

品質管理への転職時は、他の職種と同様にまず応募書類を参考とした書類選考が行われます。履歴書と職務経歴書の2点から仕事に適性があるか判断されるのが一般的です。

応募書類の中でも重視されるポイントは転職理由・志望動機・自己PRの3点です。

■転職理由

転職理由が重視される理由は、採用後の早期離職リスクに関係するためです。たとえば前職を「同僚と馴染めなかったから」辞めた場合、周囲ではなく本人のほうにコミュニケーション能力の不足など問題がある場合も考えられるでしょう。

仮に採用したとしても、本人に問題がある部分を転職理由とする人材であれば、似たような理由で早期離職する可能性が考えられます。離職されれば再びコストをかけて採用活動を行わなければならず、現場の人手不足も解消されません。

このように、採用後に容易には辞めないかどうかを見極める目安として、転職理由が重視されます。企業によっては志望動機よりも重きを置かれる場合もあるため、軽視すべきではないでしょう。

■志望動機

志望動機も、転職時に重視されやすいポイントです。転職理由を重視しない一方で志望動機は重視するという企業も多いため、あらかじめ自己分析を徹底するなど対策しておくことをおすすめします。

志望動機が重視される理由は、転職理由と同じく採用後に長く働いてくれるかどうか見極めるポイントとなるためです。たとえば「御社に魅力を感じました」と抽象的な回答しかしない求職者の場合、明確な目的が見えないため採用後に早期離職するリスクが高くなります。反対に明確な目的を語れる求職者であれば、自分なりのキャリアプランを持っているため、採用後は目的に向かって取り組んでくれることが期待できます。

また、自社が求める人物像に近いか、社風に合っているか調べるためにも、志望動機は重要です。能力が高くても自社に合わないと判断されれば、採用は見送られやすくなります。

■自己PR

自己PRは、社風や経営理念と合うことに加えて、即戦力の有無を確認するためのものです。品質管理の仕事は製品の不適合を出さないための努力だけではなく、品質をより良いものとするために品質改善も担わなくてはなりません。そのため、主に以下の2点を中心に評価されます。

・品質改善に関わるスキルの有無
・業務におけるこれまでの実績

品質改善に関わるスキルは、QC7つ道具(パレート図やグラフ、特製要因図など)やPDCAサイクルなどの手法を扱えるかどうかなどです。

QC7つ道具は、用途に応じて大まかに3つのタイプに分けることができます。「問題を発見するためのツール」「問題発生の原因を探るためのツール」「対策によって問題が解決したことを確認するためのツール」です。それぞれを使いこなせるスキルに加えて、どのような目的でデータを取るのか、何故そのツールを選んだのか明確に説明できることも重要です。

QC7つ道具の手法については以下の記事でも紹介しています。
→「品質管理 勉強」(内部リンク)

スキルの有無は汎用的にアピールできるポイントのため、転職を希望する業種に関係なく積極的に自己PRへ盛り込みましょう。

業務におけるこれまでの実績は、若手と中堅で重視されるポイントが異なります。若手の場合は経験が少ないことから、実績の多くは個人ではなくチーム全体によるものが大半です。よって、個人による実績が重視される割合は高くありません。

前職で取り扱っていた製品と転職を希望する企業の製品とで特性が近い部分を説明し、これまでの経験を活かせることをアピールすることが重要です。実際に経験した不具合の現象を取り上げ、どのように工夫・改善し、どのような結果を得られたのか具体的にアピールしましょう。

中堅の場合は、部門方針としてクレーム件数を何件から何件へ削減することを掲げられたのか具体例を取り上げ、目標達成のために行ったアプローチ方法をPRに盛り込みます。

担当者に好印象を与える志望動機

志望動機は、面接よりも履歴書や職務経歴書で重視されることが多いものです。面接時も質問されることがありますが、あくまで応募書類とのブレがないか確認するためのフローと考えましょう。そのため、志望動機は応募書類でしっかりとアピールしておくことが重要です。

応募書類に志望動機を書くときは、以下のように転職理由との一貫性を意識してください。

(例文)品質管理のポジションでキャリアを積みたいと考えていましたが、前職では生産状況に伴い短期的な異動が増え、新規ライン立ち上げなどの生産技術業務を任されることが多くなったため、転職を考えました。御社の仕事内容であれば自分の目標を実現できると感じ、志望いたしました。

この例文では、キャリアを積みたいと考えていたが前職では困難であったこと、転職希望先なら目標を実現できると期待していることを伝えています。転職理由がネガティブなものではなく前向きなものである点も伝えられるうえ、採用されれば長期的に働く意欲があることもアピールできています。

また、以下のように競合他社と比較した部分を取り上げる書き方もおすすめです。

(例文)他社は分析試験技術的な業務が中心でしたが、現職の会社では、新製品の品質設計という根幹を手がけることができます。そこが本当に面白そうで、携わってみたいと心から思いました。

前職とは業務内容が大きく異なる転職では、どこに興味を持ったのか具体的に伝えることで採用される確率アップにつながります。

志望動機が見つからないときはどうすべき?

転職理由によっては、志望動機を見つけることが困難でしょう。待遇の良さや企業規模の大きさが転職希望先を決めた理由の場合、正直に伝えると採用される可能性は低くなります。一方で嘘を言えば採用担当者に感づかれたり、仮に採用されたとしても日々の業務についていけなくなったりとデメリットしかありません。

この項目では志望動機が見つからず迷っている方へ、見つけるときのポイントや対策方法を紹介します。

志望動機の見つけ方

志望動機を見つけるためには、自己分析・OB訪問・企業情報の3つの視点から考える必要があります。

まず重要なことは、自己分析で自分のキャリアプランやライフスタイルを洗い出すことです。自分は将来どのようなキャリアを積みたいのか、どのようなライフスタイルで仕事とプライベートを両立させたいのか見つめ直してみましょう。明確になったキャリアプランやライフスタイルが、現職や前職で実現できなかった理由が分かることで、転職理由や志望動機が見えてきます。キャリアプランについては、以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

品質管理で出世は可能?昇進のためにできること4選

自己分析が苦手な方は、自己分析ツールや転職エージェントのサポートを利用する方法も効果的です。

OB訪問や企業情報からは、求人票の中で何故その企業に惹かれたのか理由を探るヒントが得られます。企業情報を調べるときは、求人票だけではなく公式サイトやプレスリリースなども参考にしましょう。

転職エージェントなら「タイズ」がおすすめ

転職エージェント探しで悩んでいる方は、「タイズ」がおすすめです。タイズはアナログマッチング®を採用しており、職歴や希望条件など表面的な部分だけではなく、転職理由や性格、価値観も独自の手法で丁寧にヒアリングします。自分自身では気付けなかったニーズも掘り起こすことで、自己分析のサポートを行い、高精度なマッチングを提供します。

専門知識が豊富な担当者により、経営理念なども含め、社風的にもキャリアプラン的にも本当に合う企業を紹介できることがタイズの強みです。

また、志望動機をはじめ応募書類の書き方やアピールポイントの伝え方など、実践的なアドバイスも行っています。初めて転職を経験する方も、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

品質管理の転職は、応募書類の中で転職理由や志望動機が重視されることも少なくありません。徹底した事前準備が必要となるため、自力で志望動機が思いつかない場合は転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントなら、品質管理をはじめ各エンジニアの転職に強い「タイズ」がおすすめです。スキルなど表面的な特徴に加えて価値観や特性なども引き出す丁寧なヒアリングで、自己分析をサポートしています。

志望動機の伝え方など面接対策もしっかりとサポートするため、転職経験の少ない方でも安心してお任せいただけます。

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この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

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