【コンサルタント監修】機械設計の転職活動に有利な志望動機とは?

機械設計の需要は幅広く、前職の経験を活かしつつまったく異なる業界で活躍することもできます。 しかし、機械設計として求められる多くの能力を有しているにも関わらず、転職活動で思うように自分をアピールできていない方は多いです。 転職活動で失敗する原因のひとつが、志望動機の書き方です。ここでは、機械設計として転職を目指している方へ、志望動機の書き方を中心に応募書類の重要ポイントをご紹介します。

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機械設計の志望動機を書くときに気をつけること

志望動機は、単純に特定の企業へ入社したいと思った理由(感情的な理由)を尋ねているものではありません。経営理念に共感したからと答えても、中身を伴っていなければ採用されることは難しいでしょう。

企業にどのような貢献ができるのか、具体的に伝える必要があります。取引先へ新商品のプレゼンテーションを行うように、「何故、自分を採用するべきなのか」「御社にとってどのような価値があるか」をアピールすることが大切です。

「機械設計エンジニア」が知っておきたい転職のコツとは

志望動機を形にするためには、以下にあげるように3つの軸で考えます。

仕事軸での志望動機

入社後の仕事を通して、何を達成したいのかを伝えましょう。ポイントは、前職の経験や能力とつながる内容でまとめることです。

仕事軸で志望動機を作成する場合にメインとなる部分は、その企業で、その仕事をすることで、達成したいことは何かという点です。

・業務内容…この仕事で活躍したい
・スキル…このスキルを身に付けたい・活かしたい
・製造物…この商品の開発に携わりたい

上記のように、具体的な目標や目的を盛り込んだ志望動機を作成します。前職での経験を踏まえ、即戦力として活躍できることをアプローチすると好印象です。

会社軸での志望動機

会社軸で志望動機を考えるときは、同業他社では果たすことのできない目標や貢献内容を伝えることが重要です。そのため単純に「経営理念に共感した」「この業界で活躍したいと思った」といった回答は抽象的な表現なので、より詳しい志望動機を求められる可能性があります。

あくまで面接していただく企業を志望している理由を具体的に語りましょう。

基本的には、会社の経営方針や社風、ビジョンなどが志望動機を作成するときの基礎となります。しかし前述のように「共感しました」だけでは効果的なアプローチにはつながらないため、より深く掘り下げて志望動機に昇華させてください。

なかには実際に入社しないと分からない情報もあり難しいかもしれませんが、「この社風があるから」「社長がこのような考え方だから」と、自分のスキルや経験をどのように活かせるのかを考えてみましょう。

目的軸

目的軸でも志望動機を掘り下げましょう。転職の理由は人によってさまざまですが、大まかに分けると実力と業務内容のアンバランスさ、経営不振、人間関係や待遇問題などがあります。

まずは自分が何故、前職を辞めたのか(今の仕事を辞めたいと思ったのか)、理由を改めて明らかにしましょう。辞めたいと感じた理由そのものが志望動機の軸として利用できることがあります。

たとえば転職の理由が「前職ではサポートが多く、メインとして活躍できなかった」場合は、スキルアップできる職場を求めた前向きな転職としてアピールできます。

転職理由はマイナスなものが多く、面接の場で言い過ぎると悪い印象を与えてしまいますが、志望する企業に当てはまらない内容であれば、多少は伝えても問題ありません。

目的を明確にしたうえでしっかりとアピールすることは、企業にとっても求職者にとってもミスマッチを防ぐことにもつながります。

書類選考で重要なのは実は職務経歴書

 

機械設計の転職も一般的な求職活動と同様に、面接前に書類選考が行われます。履歴書や職務経歴書を志望する企業へ送付しますが、中途採用の場合、人事担当者が重視するのは履歴書ではなく職務経歴書のほうです。

また、転職エージェントを介して企業へ応募する場合は、職務経歴書とともにエージェント特有の推薦状も重視されます。

推薦状とは転職エージェントが求職者の強みや転職理由、人柄などを紹介する書類です。職務経歴書のみでは伝わらない部分も考慮して面接へつなげてくれるよう、担当キャリアアドバイザーが求職者ひとりひとりに向き合って一から作成してくれます。

転職希望者は、職務経歴書に加えて推薦状というエージェントの後押しで、いかに即戦力であるかどうかをアピールしましょう。

職務経歴書の方が大切な理由

新卒の場合は将来性に期待して学歴や自己PRが重視されがちですが、転職者の場合、現在すでに「企業が求める人材」に近い経験者であることが求められます。職務経歴書は、以下のポイントを企業に伝えるための重要なツールです。

・経験してきた業務内容
・保有している資格やスキル
・前職での貢献内容
・将来のビジョン

企業は職務経歴書に書かれた上記の情報を元に、自社が求める人材であるかどうかを判断します。高い能力を持っていても自社に必要なものでなければ、採用要件を満たすことができず、採用目的を果たせないリスクがあるためです。

企業が求める人材と求職者が求める職場のミスマッチを防ぐために、何より面接への通過率を上げるために、職務経歴書は可能な限り具体的かつ丁寧に書きましょう。

書類選考で落ちる人はこんな特徴がある

職務経歴書を添付しているにも関わらず、書類選考からなかなか抜け出せない(面接につながらない)のであれば、内容そのものに問題がある可能性が考えられます。

書類選考で落ちる人に見られるのは、以下のような特徴です。

■特徴① 実績を箇条書きしているだけ

開発に携わった機械の名称や機能のみを羅列していないでしょうか。実績を箇条書きしているものは求職者個人の持つスキルが伝わりにくいものです。

■特徴② 具体的な実績やエピソードの記載がない

どの部門で何年勤務したか、とシンプルに経歴のみを書いている場合もマイナスな印象を与えます。企業が欲しい情報は「何をしたか」「どんな人柄か」「何ができるか」などの具体的なものであり、表面的な経歴ではありません。

具体的な実績やエピソードを盛り込んだ内容でなければ、どんなに素晴らしい実績であっても企業側には伝わらないでしょう。

■特徴③ 募集要項の把握ミス

求人情報をチェックするときに、待遇や募集項目のみを見ている方は要注意です。企業のPR欄など細部まで確認すると、具体的にどのような人材を求めているのかが書かれています。

しかし表面的な募集要項のみを確認していると、求人票の理解不足につながり、アピールポイント自体を間違ってしまいます。

機械設計と一口に言っても、企業によって担当する業務内容や求められる人材は多岐に渡るものです。幅広い需要の中から自分のアピールポイントとマッチしているのか、求人票の情報を確認して経歴書に反映させましょう。

タイズなら応募書類の添削も!

前述のとおり、機械設計の転職で成功するためには、志望動機と同様に応募書類の書き方も重視すべきです。しかし多くの方が志望動機や職務経歴書の書き方で悩んでおり、転職を困難なものにしています。

効率良く機械設計として転職したい方は、プロによるサポートを取り入れることをおすすめします。転職エージェントなら職務経歴書の内容を後押ししてくれる推薦状も作成してもらえるため、面接へ進む確率が各段にアップします。

転職エージェントのタイズでは、上記の推薦状作成の他にもさまざまなサポートをご用意しております。

製造メーカー専門のコンサルタントが丁寧に指導

タイズは志望動機や職務経歴書などの応募書類を、丁寧な添削でサポートします。スキルの棚卸しもお手伝いするため、ひとりでは気付けなかった強みを発見でき、企業に魅力がしっかりと伝わる応募書類が完成します。

タイズは書類選考通過率40%の実績を持っているうえ、関西を中心とした各優良メーカーと太いパイプも持っている転職エージェントです。タイズの推薦状によって書類選考から面接へ通過できるようサポートさせていただきますので、安心してご相談ください。

アナログマッチング®でぴったりの求人を

タイズの高い転職成功率を支える理由のひとつが、求職者ひとりひとりと向き合った「アナログマッチング®」です。アナログマッチング®によって書類の添削だけでなく、その人のスキルや希望、人柄に合わせて企業をご紹介しております。

企業の内情にも詳しいため、求人票の情報のみでは分からない部分も考慮したアドバイスを提供可能です。ミスマッチによる不採用などを軽減し、効率のよい転職活動を支援します。

まとめ

機械設計の業務内容は幅広く、勤務先が異なればまったく別の仕事を任されることも珍しくありません。そのため転職を行うときは、自分が他社で活かせるスキルなどの強みをしっかりと把握したうえで挑むことが重要です。

志望動機の作成は、自分自身の強みを整理するステップのひとつです。企業の人事担当者が同様に重視する職務経歴書とともに、伝えたい内容が正しく伝わるような書き方を意識して、転職を成功させましょう!

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この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

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