機械設計の仕事はなくなる?エンジニアの将来性について考察

製品開発の中核を担う機械設計エンジニアの仕事。AIの発達により今後活躍の場がなくなるという噂がある一方で、「現在のAIではまだ代わりは務まらない」という意見もあります。 機械設計エンジニアはAIと比べてどのような点で優位であり、またどのような影響を受けていくのでしょうか。今回は機械設計エンジニアにおけるAIの影響と、その将来性について解説します。

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機械設計エンジニアは今後なくなる仕事なのか?

機械設備の設計、提案、運用などを行う機械設計エンジニア。専門的かつ広い業務範囲をもつ機械設計エンジニアの仕事は、今後AIに取って代わられてしまうのでしょうか。

AIの進化でなくなると言われているが…

AIの発達により、今後多くの仕事がAIに置き換えられていくといわれています。機械設計エンジニアもその置き換え対象のひとつと噂されており、一部のエンジニアからは危機感を感じているという声も聞こえてきています。

実際に製造の現場には、すでにAI操作のロボットが進出してきました。正確かつ休憩がいらないロボットの力により、一部の現場では作業効率が大きく向上。さらに広範囲へAIが進出することにより、人余りが加速するという予想も立てられています。

機械設計エンジニアは今後も必要!

では機械設計エンジニアの仕事はすべてAIに置き換えられていくのでしょうか。

機械設計エンジニアの業務範囲は多岐に渡ります。中には設計や製作といった、AIが代行できる機械的な要素を含む作業も含まれているため、機械設計エンジニアもある程度の影響は受けてしまうでしょう。

一方で機械設計エンジニアの仕事はトラブルや未知の現象に対する対処といった問題解決力、課題を解決するための発想力といった、創造性が求められる業務が多く含まれています。製品企画がその典型で、3C分析などを使って、自社の強みを活かして差別化を図り、製品を考えていく工程は経験を要し、まだAIには難しい仕事だといえるでしょう

あくまで過去のデータから行動方針を決める現在のAIでは、機械設計エンジニアの仕事をすべて代行することは不可能です。機械設計エンジニアの仕事には、知識と技術を持った人間だからこそ対応できるヒューマンスキルが求められていくと予想されています。とくに、折衝力をはじめとしたコミュニケーションスキルは非常に重要です。
ここでは、実際にタイズ経由で転職を成功された機械設計エンジニアの方の「声」をお届けします。コミュニケーション能力とお人柄の良さが伺えます。

これからの機械設計エンジニアに求められる能力

機械設計エンジニアは、かつては技術と知識を重要視される職人的な職業でした。
しかし今後は、前述したAIの発達などといった時代の変化にともない、その役割が変化する可能性も十分にあるでしょう。これからの機械設計エンジニアには、技術職の枠を超えた新たなスキルが求められています。

高いコミュニケーション能力

これからの機械設計エンジニアに求められる大きな能力のひとつに、コミュニケーション能力が挙げられます。
社内での意見すり合わせやクライアント対応など、協調性や調整力などの高いコミュニケーション能力が求められます。

企画した部門に対する意見や、設計を形にしていく生産技術との調整など、単に設計だけすることはほとんどなく、協調力・コミュニケーション力が求められます。

さらにマネジメント能力を身につければ、より重宝される存在になります。現場スタッフとしての役割ではなく、チームリーダーとしてプロジェクトの統括も求められるようになれば、昇進・昇給に近づきやすくなるでしょう。

発想力や想像力

機械設計エンジニアの中心業務である製図・設計には、新しい製品を生み出していくための発想力、想像力が求められます。

今後IoT(Internet of Things)分野の発展により、新しい価値観を世に送り出す発想力のニーズが高まっていくことが予想されます。

すでにある価値にプラスアルファを施し、新しい価値を生み出せる発想力は、これからの機械設計エンジニアにとって必要不可欠な能力といえるでしょう。

また受託製造であれば、クライアントの要望を具体的な設計に落とし込める想像力も、機械設計エンジニアにとって大切な能力です。過去のデータから正解を導き出すAIには成し得ない、まったく新しい製品を設計する能力こそが、AIと人間の大きな差別化となるのです。

英語力

現在でも、製造業界全体においてグローバル化は進んでいます。
海外企業や現地スタッフと英会話によるやりとりが可能であれば、機械設計エンジニアとしてより仕事の幅が広がるでしょう。

企業によっては、一定レベル以上の英語力を入社の必須条件にしているケースもあります。とくに目安となるTOEICが高得点であるほど、入社や昇給において有利となるでしょう。
市場価値の高い機械設計エンジニアを目指すうえで、高い英語力はこれから外せない要素だといえます。

今後のキャリアアップを考えるなら転職も選択肢

ここまで解説したように、機械設計エンジニアはこれからも必要とされる仕事です。
今後も続けていくためには、キャリアアップも視野に入れておくことが大切です。
その場合、現在より将来性のある企業や、新たな経験が得られる企業、いまよりも多い裁量権が与えられる企業への転職も選択肢のひとつだといえるでしょう。

とはいえ気軽に転職して良いわけではありません。キャリアアップに成功する機械設計エンジニアの転職ポイントについて紹介します。

転職成功のためのポイントは自分の希望条件の明確化とマッチング

より必要とされる人材になるために、キャリアアップ転職を考えた場合、大切なのは
「自分はどうしたいのか」そして「それにマッチする企業はどこなのか」です。

単にキャリアアップと言っても様々なので、新しいスキルが身につくような所へ行くのか、マネジメントを任せてもらえるような所へ行くのか、そしてそこで長く働けそうかなど自分の希望を明確にしておく必要があります。
当然、条件や待遇だけで転職先を選んでしまっては、目指していたキャリアアップは叶わず、前の職場にいた方が良かった、などと言うことにも成りかねません。

ただ、機械設計の転職は実は難しく、なぜならば求人票だけでは企業がどういったスキルを求めているのか、さらに言えば求人票に書かれている情報だけでは自分の望んでいるキャリアアップが目指せるかも分からない場合があるからです。

では、キャリアアップ転職を成功させるためにはどうすればよいのでしょうか?

機械設計のキャリアアップ転職ならタイズ

機械設計の仕事を探しているのであれば、ぜひ転職エージェントの「タイズ」にご相談ください。

エンジニア担当のスタッフは、細分化された分野別に特化。機械設計担当も最新事情や市場変化に精通しているため、企業側のニーズと求職者の適正が合致する最適なマッチングを実現します。

その高精度なマッチングを実現する秘密は「アナログマッチング®」にあります。一般的な転職エージェントが判断基準とする「年齢・職種・勤務地・年収」に加え、タイズでは「社風、働きごこち、会社の将来性、スピード感、やりがい」といった、応募者が重視したいポイントを重点的に評価。どこよりもマッチした会社をご紹介いたします。
自分にピッタリの会社を効率よく発見したいとお考えのエンジニアの方は、ぜひ一度タイズにご相談ください(無料)。

まとめ

機械設計エンジニアは製品開発において非常に多くの業務を担当しています。その業務の多くには、高度な創造性と自由な発想力、また周囲との調整力、英語力などが求められるため、今後もAIの進出にかかわらず、活躍の場を失ってしまうことはないでしょう。

機械設計エンジニアがさらに広い活躍の場を求めていくならば、製造業界に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。業界に精通し、機械設計エンジニアの業務を理解できるエージェントならば、求職者の能力を活かせる転職先を探し出しやすくなるでしょう。

機械設計エンジニアとしてさらなる発展を目指す転職をしたいなら、ぜひ転職エージェントの活用を検討しましょう。

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この記事を書いた人

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安達 篤史

株式会社タイズ

これまで17年間、転職エージェントのコンサルタントとして従事し、これまで1,000名以上の転職支援を実施。
技術系を中心に幅広い知識・経験があり、納得感のある転職を実現している。

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