企業インタビュー
[ 川崎重工業株式会社 ]
川崎重工業株式会社エネルギー・環境プラントカンパニーのアフターサービス業務について、中途採用のエンジニアにお話を伺いました。
川崎重工業株式会社 エネルギー・環境プラントカンパニー カスタマーサポート部 運用技術二課(発電システム技術課兼務)柴原和樹様
メーカー専門の転職サイト「タイズ」に求人を掲載している川崎重工業社・エネルギー・環境プラントカンパニーのアフターサービスのお仕事について、コンサルタントがインタビューさせていただきました。タイズを通してご入社された柴原様にガスエンジンのアフターサービス業務の内容、前職との仕事の共通点や相違点、アフターサービスの仕事のやりがいや魅力について、語って頂きました。
インタビュー
エネルギー・環境プラントカンパニー カスタマーサポート部 運用技術二課(発電システム技術課兼務)柴原和樹様
担当されている業務を教えてください。
現在2つの課を兼務しています。入社当初1年間は、発電システム技術課に配属となり、新規案件のガスエンジンの電気制御盤など電気計装設計を担当していました。今年の4月からは、運用技術二課を兼務することとなりました。運用技術2課では、お客様にガスエンジンを納入した後の電気点検やトラブル対応などのアフターサービス業務や、将来のメンテナンス費用の打合せなどメンテナンス計画策定を担当しています。
元々はアフターサービス業務を希望して入社したのですが、ガスエンジンに関する知識が全く無かったので、まずは設計業務でガスエンジンや電気設備の知識を身に着けてから、アフターサービスの仕事に携わりたいと希望しました。現在は仕事の主軸が設計業務となっており、スケジュールを考慮してアフターサービスの業務にあたっている状況です。アフターサービス業務では、ガスエンジンの電気点検を監督として担当しています。
前職ではどういったお仕事をされていたのですか。
鉄道会社で電気設計とトラブル対応・原因調査を担当していました。鉄道の信号機や踏切、線路の切り替えポイントの電気設備の制御設計とメンテナンスが中心の仕事でした。トラブルが発生すれば検査会社の手配をしながら現地に行ったり、大きな災害があった時は復旧計画を立てたりしていました。現職ではガスエンジンを担当していますが、制御といっても鉄道とは全然違いますね。
転職をお考えになったきっかけを教えてください。
前職ではかなりルールに縛られていて、自由に自分のやりたいことができませんでした。新しいことにチャレンジしたいという思いが強かったのですが、自分の意見を伝えて新しいものを作り出すということが難しい環境でした。
現職への転職を決められた理由は何ですか。
川崎重工はガスエンジンだけでなく、様々な技術を持ち社会に貢献している点に魅力を感じました。ガスエンジンに魅力を感じたのは、ガスエンジンが災害のような不測の事態が発生した時に非常用電源として使用され、今後もますます必要になっていくだろうと考えたからです。転職するなら技術的にも新しいことにチャレンジしたいと思いました。また、大学では電気を専攻しており、前職でも電気を扱ってきましたので、電気関係の業務をしたいと考えました。扱うものが変わることに抵抗はなく、むしろ自分のやりたいことができるという気持ちの方が大きかったです。
少しは不安を感じて入社されたかと思うのですが、入社後いかがでしたか。
困ったときに何でも相談できる環境が整っていますので、なんとかなるという感じですね(笑)。わからない、ということを周りにしっかりと伝えることができれば問題なく、中途入社の方でも違和感なくなじめます。運用技術二課は半数くらいが中途入社の社員で、発電システム技術課は私が中途採用で久しぶりと聞いていますが、その中でも問題なくやっていけていますので、中途入社の社員にとっては働きやすいと思います。
前職で培われたスキルが現職で生かされていると感じることはありますか。
鉄道電気設備の技術をガスエンジンの電気設備に生かすというのはなかなか難しいところですが、社内外の関係者とのコミュニケーションの重要性は今でも変わりません。前職では普段からコミュニケーションをとる、困ったら相談することを心がけていました。結局業務は周囲のメンバーと一緒に進めます。そこでコミュニケーション力は大事だとつくづく思います。
ガスエンジンの電気点検にあたっては、協力会社を含め10名ほどの取りまとめをしており、発電機メーカー、制御盤メーカー、ファンメーカー…など様々な分野のスペシャリストが集まりますし、年配の方々も多いです。中途入社で入社してまだ経験が短いとはいえ、川崎重工の名前を背負って全体を仕切らなければなりません。それぞれの分野のプロフェッショナルたちとうまくコミュニケーションを図って、お願いしたいことを的確に伝えるように気をつけています。その点では前職の経験が生きているなと思います。
生活は変わりましたか。
前職では自然災害にも左右されますし、夜間作業も頻繁にありました。その為緊急の呼び出しもありましたし、ゴールデンウイークやお盆、お正月も関係ありませんでした。川崎重工に入社してよかったのは、まとまった休みがとれ、生活がカレンダー通りになったのが嬉しいですね。また、ノー残業デーが週2回あり、ほぼ定時に退社しており、平日にもプライベートの時間がしっかり確保できています。
一方アフターサービスの業務は、お客様がガスエンジンを停止させる休日に対応することが多い為、これからのアフターサービスを担当する機会が増える為、土日出勤が増えてくるかなというところです。でも、勤怠管理がしっかりしていますので、業務の状況を見ながら、代休を自分のペースで取得することが可能です。
勉強しなければならないことがたくさんあると思うのですが、研修制度はいかがですか。
川崎重工にはトレーニングセンターがあり、希望すればメンテナンストレーニングを受けることができます。実際の電気・機械設備を触りながら、普段協力会社に依頼していることを体感したり、実際に点検をしたりするプログラムがある為、知識と技術が身につきます。対象は若手社員で、一週間みっちり時間をとって、計画的にトレーニングを受けることができます。各種研修プログラムが整っており、希望すれば研修を受けることができる為、人を育てるという川崎重工の風土を身に染みて感じます。
中途入社の社員に対して、何かフォローはありますか。
指導員が一人ついて頂いており、何でも相談・質問できる環境があります。私が迷っているのを見て気にかけてくれており、相談しやすい雰囲気で、何を聞いても問題ない関係です。川崎重工では指導員をつけるという体制をとっている部署が多いと聞いています。
アフターサービスのお仕事の中で、大変だなと思うことはありますか。
遠方への出張が多いことですね。また、カスタマーサポートでは、点検後に見つかった不良個所をお客様に結果を報告するのですが、お客様から「なぜ不良だったのか?」という鋭い質問が来ます。その場で準備も十分にできず、お客様に納得していただける説明をするのが難しいです。たいていは会社に持ち帰って後日回答しますという形になりますが、会社に戻って、資料を見直して調べ、ベテランの社員や指導員からアドバイスを頂き対処しています。
アフターサービスの仕事のやりがいや魅力について教えてください。
現場で起こっているトラブルは現場に行かないとわからない為、自分の目で見たいという思いがあります。いちばんお客様に近い視点で現場に立って仕事ができるのがアフターサービスの魅力です。
ガスエンジンを常に見る、現場で技術を取り入れることができる機会の多さで言うと断然アフターサービス業務の現場が多く、その分技術を身に着けることができる機会も多いです。また、お客様と直接やりとりするのが楽しいです。トラブルが発生した時に、原因を予想して、予想が的中した時に自分が成長したなと感じます。逆に原因がつかめないと悔しいですね。
設計業務は一件設計したらそこで一区切りつきますが、アフターサービスは同じガスエンジンを数年、数十年担当します。そうすると担当するガスエンジンに愛着がわいてくるんですよね。ガスエンジンも製品ごとに癖や特性があります。ベテランの社員は、自分が担当しているガスエンジンを子どもみたいに可愛がっていて、一人で磨いてピカピカにしたりしています(笑)。
怒られることの方が多いですが、トラブルを直してお客さんから感謝の言葉をもらうと嬉しいです。
これから取り組みたい目標を教えてください。
アフターサービス業務でトラブルの原因を突き止め、自社の設計に反映させ、さらに良いガスエンジンを作っていきたいです。このサイクルをどんどん回して、より良いガスエンジンを作っていきたいです。また、川崎重工のガスエンジンは今後、海外にもさらに展開される為、海外でもアフターサービス業務が展開できるように、英語はしっかりと身に着けていきたいですね。
これから中途採用でご応募される方へメッセージをお願いします。
川崎重工は、とてもフランクな会社で、一言でいうと「やりやすい、自分の意思で動きやすい」会社です。地道にコツコツと仕事ができる、フットワークの軽い人が川崎重工に向いていると思います。川崎重工に入社して思ったのは、自分のやりたいことができる環境があり、個人が一歩一歩、成長できる会社だということです。現在幅広く業務を担当していますが、専門分野のプロフェッショナルの方々から教わりながら、エンジニアとして大きく成長できる魅力ある企業です。
本⽇は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
―担当コンサルタントから―
鉄道電気設備の保守保全監督業務に7年半従事されていた柴原様ですが、ご入社されて1年が経過しガスエンジンの電気制御を学び、ご希望されていたアフターサービス業務に従事されているお話を聞き安心しました。異分野からの転職でも研修や指導員制度が整っており、なんでも相談ができる環境があり、機会を活かし成長できる環境があることを強く感じることが出来ました。アフターサービス部門のベテランの方が、担当しているエンジンに愛着をもってピカピカに磨いている姿を想像し、いつか柴原様もそうなることを感じました。生活も安定し、新しい技術への挑戦もできる環境で益々成長し、社会貢献・会社貢献して頂けることを楽しみにしております。
川崎重工業株式会社に転職をお考えの方へ
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