企業インタビュー
[ 株式会社村田製作所 ]
【(株)村田製作所】通信モジュール事業部の働き方・雰囲気・中途採用の求める人物像について3名様にインタビュー!!
担当コンサルタント
安達 篤史
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01. 会社概要
世界トップ級の電子部品専業メーカー。5年で売上2倍:1兆5,340億円、営業利益率5年平均17.5%と圧倒的高収益を実現。海外売上高が90%を超えるまさに日本を代表するグローバル企業です。積層セラミックコンデンサの世界シェア40%、ショックセンサ95%、SAWフィルタ50%など、TOPシェア多数。
誠実、まじめ、穏やかな方が多い風土。技術開発には積極的で、原材料から設備まで自社開発を行う自前主義を徹底し、世界初、日本初にこだわり、世にない技術、真似できない技術を追求する企業です。権限移譲で任せる風土があり、営業や開発の決裁権が係長クラスに任されている場合もあり、若いうちから大きな権限を持って業務に携わることが出来ます。
02. ご経歴について
「まずは、みなさまのプロフィールをお教えください」
1997年に新卒で入社し、高周波デバイスの設計開発や商品企画に携わってきました。その後担当した光通信部品でソフトウェア開発にも関わり、2019年から通信モジュールのソフトウェア開発のシニアマネージャーをしています。
私はキャリア入社で村田製作所は3社目です。1社目は通信系ベンチャー企業で、2社目はソフトウェア開発会社で開発をしていました。2017年に村田製作所に転職し、通信モジュールのソフトウェア開発部門に配属となりました。学生時代から通信の研究開発を行っており、一貫して無線通信制御のソフトウェア開発に関わっています。
私もキャリア入社で、前職は家電メーカーのソフトウェア専門子会社で、テレビやスマートフォンのソフトウェア開発に従事していました。2017年に村田製作所に転職し、主に家電向けの通信モジュールのソフトウェア開発を担当しています。
03. モジュール事業部の仕事内容について
「ソフトウェア部門は何人くらいいらっしゃいますか?」
ソフトウェア開発課は2つあり、IoT向けのソフトウェア開発課が約30人。車載向けのソフトウェア開発課は約15人です。この人数には派遣社員さんも含んでいます。
「自分が開発に携わったモノが搭載された商品が、たくさん市販されていますか?」
沢山ありますね。カメラやプリンター、エアコンなど、家電量販店にいけば、自分が携わった製品が搭載されているモノを見かけることがよくあります。
私はまだないですね。現在開発しているV2Xのモジュールが花開けばと思っています。実際に自動車メーカーと協力して進めているプロジェクトもありますし、近い将来、自動運転車に自分が開発した製品が搭載される日を目標に、日々の仕事を頑張っています。
「ソフトウェア開発におけるやりがいは何ですか?」
試行錯誤の結果、通信が繋がった時ですね。通信というのは普通に繋がるものだという認識があるのですが、やってみると実はなかなか難しいんですよ。原因を追究し、きちんと繋がった時はやはり嬉しいですね。
電波はもちろん目に見えないですが、複数の電波がお互いに干渉し合っている結果、うまく繋がらないケースもあります。そういった際はデバイスに問題があるケースもあるので、ハードウェア担当にも協力を仰いで解決していきます。その結果、きちんと動作した時は「よし、動いた!」という達成感がありますね。またそこから「なぜ繋がったのか?」をロジックで逆算していきます。この流れを何回も経験することで、問題が起こった時に勘所が自然とわかってくるようになります。
「派遣社員さんもいらっしゃるとのことですが、社員は指示役に徹していますか?」
自分でも手は動かしますよ。村田製作所は他社に比べて社員が手を動かす機会は多いと思います。私の一日の仕事の流れを言うと、朝から夕方までは会議をしていることが多いですね。マネージャーとして事業の方向性を決定したり、オンラインで海外のお客様とやりとりしたり、成果物のレビューをしたりします。また、部下に指示を出して、彼らから派遣社員さんに適切に伝えていただくフローにしております。夕方からは実際に手を動かせて自分のタスクを行いますね。デバックを行ったり、自分でコードを書いたりします。
04. 働き方や事業部の雰囲気について
「部門の雰囲気はいかがでしょうか?」
みんな仲がいいですし、明るい雰囲気です。「雑相」といって、会議ではなく雑談・相談で何かあればすぐに決めてしまおうという社風なので、相談事項や分からないことがあれば、いつでも上司やメンバーに聞くことができる文化があります。最近はチャットもよく使用しますね。
「中途採用のお二人に伺います。以前の会社と比べて村田製作所の社員の特徴はありますか?」
真面目。みんなとにかく真面目で仕事に熱中していますね。
私もそれは同感です。村田製作所では勤務時間中に休憩スペースで人が溜まっているという光景をほとんど見たことがありません。それくらい就業時間は仕事を全うしているなと感じますね。
「リモートワークは実施されていますか?」
実施しています。京都本社で言えば約半数の社員がリモートワークしていますね。4月の緊急事態宣言の時には全員リモートワークになり、うまく業務が進むかどうか少し不安でしたが、問題なかったですね。以前から基本的にチャットなどオンラインでやり取りする習慣がありましたので、リモートワークでもスムーズに業務が遂行できています。
とはいえ、直接コミュニケーションをとる機会が減ってしまったと考えているので、工夫はしています。私の部門では昼頃に15分ほどwebミーティングの時間をとって、部門全員が一斉に参加します。そこで一人ずつ担当を決めて、担当が仕事やプライベートなことなど好きなことを話すといった取り組みをしています。コミュニケーションが希薄にならないように心がけていますね。
「残業時間はいかがでしょうか?」
上限が35時間と決まっており、これは他社の平均的な上限と比べて10時間ほど少ないと思います。クレームや緊急な解決が必要な不具合などが発生すれば、当然残業にはなりますが、そもそも村田製作所の製品は品質にこだわっており、クレーム自体が少ないので急な顧客対応をするケースは稀ですね。
顧客からの要望や発注が多く、リソースが足りない場合は、他の部門からヘルプに来てもらえるような人員配置をしてあります。毎年、会社として労務環境の改善に取り組んでおりますので、過度な残業はありません。
「フレックス制度についてはいかがでしょうか?」
使ってますよ。どうしても海外とのやり取りが発生するので、朝早く来て夕方に帰ったり、昼前に出社し夜遅くに帰ったりと自分の業務に応じてある程度の調整は効きますね。
「有給の使用状況はいかがでしょうか?」
年に8日以上の有給取得を社内の決まりにしています。有給を取りづらい雰囲気は無いですね。実際、メンバーは平均して10日以上取得できています。
顧客に迷惑をかけない範囲なら自分の裁量で有給を取得できますので、そこは嬉しいところですね。
「嬉しい福利厚生はありますか?」
まず、社内食堂のランチが安いです。外食すれば1,000円程度するものが300円台で食べられます(笑)。
定食など10種類くらいあり、バラエティも豊富で、味もおいしくて助かってます。
他には、カフェテリアプランで毎年1人一万円のポイントを付与されます。健康に関するモノや、リモートワークに使うディスプレイ、書籍など自由に購入できますね。
05. 教育体制や中途採用で求める人物像について
「部門の教育体制について教えてください。」
ハードウェアの教育体制が整っている一方で、ソフトウェア関連の教育体制はまだまだ出来上がっていないのが現状です。なので、自分たちが次に入社してくる人たちに向けてカリュキュラムをつくっていく必要があると思い、育成のための研修立ち上げプロジェクトを始めました。部内で声を掛け7人ほど集まり、まず各々の得意分野で1講義をつくり、新卒にむけて勉強会を実施しております。どうしても「見て覚える」スタイルでは限界があるので、数年後には30~40カリュキュラムを用意して、網羅的に教育できるような体制をつくっていきたいですね。
去年まではソフトウェア開発の新卒入社が1名程度だったのでOJT指導者がマンツーマンで教えるのが中心だったのですが、今年は3名、これからはもっと新卒入社数が増えていく予定です。人数的にOJTだけでは教育が追い付かず、きちんとした教育体制を組織として持つ必要性を感じていたので、私もこの取り組みを推奨しています。
「新卒とキャリア採用で待遇の違いはありますか?」
違いはありません。全社的にも中途採用の方が増えてきていますし、M&Aに伴い異動して来られた社員もいたりと様々な経歴の方が協力して仕事を進めています。中途採用の方が不利に扱われることはないですし、むしろ中途入社の方は「自分の力がどれだけ通用するのか?」という動機で村田製作所に転職されてきているので、仕事に対する意識の高さを感じますし、活躍されている方が多いですね。
「求める人物像について教えてください。」
私は一次面接官をさせていただいておりますが、面接でよく見ているのは、自分の強みをきちんと語れるかどうかです。その強みの根拠や経験をきちんと明確化して、自分で認識できている人がいいですね。 また、日本にいながら海外の人たちと仕事する機会も多いので、変化を楽しめるような人が向いていると思います。
ソフトウェア部門はまだ環境が整いきっていないので、それをプラスに捉えて、自分たちで組織や仕組みをつくろうと思えるようなモチベーションがある人が良いですね。言われたことを淡々とこなす「指示待ち型」の人には村田製作所の社風はあまり合わないかな、と思います。
コミュニケーション能力はやはり重要だと思いますね。中途入社の方は、入社時点で社内人脈が無い状態です。そこから、人脈を作って人を巻き込みプロジェクトを引っ張っていけるようなコミュニケーション能力を持っている方を求めています。
「応募を検討されている方にメッセージをお願いいたします。」
通信技術はこれから5G/6Gとどんどん進化を続けていきます。村田製作所では、自分の強みを生かし、世の中の役に立てる仕事に携われます。その理念に共感してくれる方とはぜひ一緒に働きたいですね。
時々、TVやインターネットで「近未来の光景」を見ることがあるかと思いますが、それを実現するためには、通信技術の発展が重要であり、未来をつくる素晴らしい仕事です。
このインタビュー記事を読んでいただけた方の中にも、村田製作所がソフトウェア開発を行っていることをご存知なかった方が多くいらっしゃるのではないかと思います。まだまだ発展途上ではあるものの、ソフトウェアエンジニアの方にとって村田製作所は自分の力を試す良い環境だと思いますので、興味を持っていただけた方は是非ご応募ください。
担当コンサルタント
安達 篤史
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