ビジネスの世界では、マニュアルにはない 想定外の出来事がよく起こるものです。
ビジネスマンには臨機応変に対応する力は必須となりますが、時々、この臨機応変に対応する力を正しく認識していない人がいます。
臨機応変とは
まず、臨機応変とは、その場その場の情勢や状況に応じて、
適切な手段、対応を柔軟に取ることであり、
気まぐれに流されて適当に対応することとは全く異なります。
また、臨機応変に対応する力は、
先天的な頭の回転の速さや勘の良さに依存するものではなく、
情勢・状況を客観的に理解する力と、
しっかりした判断軸(目的、背景、経営理念、仕事に対する価値観、経営戦略など)
を持って判断する力の2つの力によって発揮されるのです。
この2つの力は、学び向上することのできる能力です。
つまり、臨機応変に対応する力は、学び向上することのできる能力なのです。
ただ、判断軸を持って判断するとは、
その都度様々な判断軸(目的、背景、経営理念、 仕事に対する価値観、経営戦略など)から判断することになり、判断軸を持つという ことは容易ではありません。
経験を重ねながら身に付けられるものなのです。
ですから、 経験の浅い内は臨機応変に対応することは難しく危険なことなので、先輩や上司に素直に 判断を仰ぎましょう。
一方で、人生経験を重ねるほど人は成功体験から得られた固定概念に囚われて、柔軟な発想や考え方ができなくなる傾向が強くなることも事実です。
若く経験の浅い人は、さらに積極的に経験を積み臨機応変に対応する力を学び、
逆に、年を重ね経験豊富な人は一度凝り固まった考えをしていないか見直して
みるのが良いと思います。
「臨機応変に対応する」
まさに今、新型コロナウイルスが流行していますが、
どんな時でも、臨機応変に対応することができるように学び、成長することが大切です。