仕事の質には上・中・下のレベルがあると思います。
これは、業界・企業・職種で分類できるという意味ではありません。
任された仕事にどのような姿勢で取り組んでいるかという意味での分類です。
水やりをする職員
例え話をしましょう。
ある市役所の職員が、役所の庭の花や草木に毎日水やりをしてほしいと
上司から頼まれました。
この職員の、仕事の取り組み方として次の3つが考えられます。
①水やりは仕事としてそこまで重要でないと考えて、毎日はやらずに時々さぼる。
②毎日、しっかり水やりをする。
③水やりを毎日しっかりやりながら、もっと庭の見栄えが綺麗になる花や草木の購入とレイアウトを考えて上司に提案する。
これを仕事の上・中・下に分類するならば、①は言うまでもなく下でしょう。任された仕事もこなせていないのだから話にならない。
では、②はどうかというと、任された仕事をしっかりこなしただけ。社会人として当たり前のことですから中です。
そして、③は任された仕事をしっかりこなすのはもちろん、
自分にさらにできることはないかを考えて自発的に動き、提案をしている。
これは、仕事を任した上司の期待を超えた仕事であるので上です。
「上」の仕事をしよう
あなたがどんな会社のどんな仕事をしていようと、会社や上司に評価され挑戦と成長のチャンスを手に入れて出世することができるのは、任された仕事の期待を超える「上」の仕事をしている人だけなのです。
あなたが、今、もし、がんばっているのに会社や上司から評価されないと
悩んでいるのなら、会社や上司からみれば「中」の仕事でとどまっているのかもしれません。
自分が任された仕事の上の仕事は何であるのか、
一度しっかりと考えてみてはどうでしょうか?
厳しいかもしれませんが、たとえ「中」の仕事をしっかりこなしていても、
その他大勢の「普通」でしかないのです。
逆に言えば、「上」の仕事をしていれば
どこかで必ず飛躍のチャンスを掴むことができるはずです。
これから、あなた自身とあなたの周りの人の仕事は
上・中・下のどれなのかを考える癖をつけてみてもいいかもしれませんね。