有名な寓話を紹介します。
ある時、村を歩いていた旅人が石を積んでいる職人Aに出会いました。
旅人が「何をしているのですか?」と質問したところ、
Aは「石を積んでいる」と答えました。
次に、同じように石を積んでいる職人Bに出会い、
同じ質問をしてみたところ、Bはこう答えました。
「壁を造っている」と。
もう少し歩いていると、同じ仕事をしている職人Cに出会い、
同じ質問をすると、
Cは「教会を造っている」と答えました。
さらに歩を進め、4人目の同じ仕事をしている職人Dにも質問をしたところ、
Dはこう答えたのです。
「私は人の心を癒す空間を造っている」と。
A、B、C、Dはすべて、同じ石を積むという仕事をしている職人なのに、
質問に対する回答はそれぞれ異なっています。
職人Aは「石を積んでいる」という「行為のレベル」を、
職人Bは「壁を造っている」という「目的」を、
職人Cは「教会を造っている」という「大目的」を、
職人Dは「人の心を癒す空間を造っている」という「意味」を答えているのです。
自分はどんな価値提供をしているのか、一人一人考えることが大切です。
社長はどんな価値提供をしているのか、
リーダーは? コンサルは? スタッフは? アシスタントは?
ビジョン実現のための使命・目的・役割・存在意義などを自ら考え、
行動に移すことができるモチベーション高い人財になりましょう。